7月 02, 2023 21:35 Asia/Tokyo
  • イラン北部・サルダシュト化学爆弾投下事件
    イラン北部・サルダシュト化学爆弾投下事件

イラン・イラク戦争中の1987年、イラン北部サルダシュトにイラク軍により化学兵器が投下された事件で、生存者のイラン人女性シャブナム・シェイヒーさんが、国際刑事裁判所で事件の審理が行われていると強調しました。

1987年、当時サッダーム政権下にあったイラク軍は、化学兵器禁止条約を無視して、サルダシュトの町の4箇所に大量殺戮兵器であるマスタードガス弾7発を投下し、これにより130人が殉教、8000人以上が被害を受けました。

この事件で負傷し、その後遺症に苦しむシャブナム・シェイヒーさんは、この化学兵器による攻撃を説明するとともに、欧米による対イラン制裁は常に事件の被害者が医薬品を入手するのを妨げてきたし、「サルダシュトは、ひとつの象徴となるべきだ」と語りました。

シェイヒーさんはまた、化学兵器禁止機関の複数の会議に参加したことがあるとし、「(会議で)サルダシュトへの化学爆弾投下事件について生存者として語り、参加していた人々が聞き入っていた」と語りました。

 


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