36年前の1988年3月16日、当時のイラクのフセイン大統領の指示で北部のクルド人居住地域・ハラブチェが化学兵器で攻撃されました。この攻撃では、ドイツなどの西側諸国が提供したマスタードガスやサリン、タブン、VXガスなどが使用されたことが後の報告で判明しています。
CWC化学兵器禁止条約の第28回締約国会議が27日月曜、オランダ・ハーグのCWC本部で開幕しました。
オランダの裁判所が15日水曜、1980年代のイラン・イラク戦争中、イラクのサッダーム政権に化学物質を売却したことを理由に、同国の企業に対し、イラン人5人に対する損害賠償の支払いを命じました。
駐イラン日本公使が、「世界の諸国民は、化学兵器や核兵器、さらには集団殺戮兵器の使用の破壊的な影響を認識すべきだ」と語りました。
イラン司法府人権本部のガリーブアーバーディー書記が、国際舞台におけるテロおよび化学兵器攻撃による犠牲に関して国際的に法的追求を行うと強調しました。
SVRロシア対外情報庁のセルゲイ・ナルイシキン長官が、「アメリカは、アラブ諸国とシリアの関係改善を妨害する目的で、シリア国内で化学兵器による攻撃を行わせシリア政府を非難しようと目論んでいる」と語りました。
テヘランにあるイマーム・ホセイン大学研究センターのラーステガールパナーフ所長は、アメリカは無辜の人々に対して化学兵器を最も多く使用した国であるとしました。
イラン・イラク戦争中の1987年、イラン北部サルダシュトにイラク軍により化学兵器が投下された事件で、生存者のイラン人女性シャブナム・シェイヒーさんが、国際刑事裁判所で事件の審理が行われていると強調しました。
アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相が、同国北西部サルダシュトへの化学爆弾投下記念日に際し、「化学兵器による負傷者向けの医薬品に対する制裁は、人類に対する最悪の犯罪例の1つである」と語りました。
イランのナジャフィー国際法務担当外務次官は、「我が国が現代史において最大の化学兵器犠牲国である」としました。