ロシアが、ウクライナによる化学物質・長距離兵器使用めぐり新たに警告
9月 15, 2024 16:15 Asia/Tokyo
ロシアのネベンジャ国連大使が、「ウクライナによる西側諸国の支援を受けた戦闘地域での化学物質使用が増加し続けている」と述べました。
パールストゥデイによりますと、ネベンジャ国連大使は13日金曜、「ウクライナは西側諸国の支援を受け、戦闘地域において環境に破壊的影響を及ぼす危険な化学兵器を使用している」とし、ウクライナが食品を汚染させようと化学物質を17回散布したために15人が死亡したと説明しました。
これに先立っては、ロシア軍放射能・科学・生物防衛部隊のイーゴリ・キリロフ長官が、アフリカ大陸での生物兵器製造というアメリカの計画について明らかにしています。
ネベンジャ国連大使はまた、ウクライナに対するロシアへの長距離兵器使用制限の解除という西側諸国の決定に触れながら、「NATO北大西洋条約機構の諸国は、ウクライナへの長距離ミサイル供与というかたちで、ロシアとの戦争に加わることとなる」と述べました。
一方、「ウクライナは、西側製のF-16戦闘機を使って戦争の流れを自国に有利に運ぼうと目論んでいたが、これは失敗に終わった」とも指摘しました。
ロシアのプーチン大統領は12日木曜、「西側諸国がウクライナに長距離ミサイルによるロシア領土攻撃を許可するなら、それは、NATO諸国がロシアとの戦争に直接介入したと見なされる」と発言しています。
この前日の11日水曜、アメリカのブリンケン国務長官は、ウクライナのゼレンスキー大統領およびシビハ外相と、長距離兵器によるロシア領土攻撃について協議したとしていました。