イランのLPガス輸出が増加
7月 30, 2023 15:39 Asia/Tokyo
海運筋の統計から、イランのLPG液化石油ガスの輸出が増加傾向にあることが分かりました。
LPGは、気体ガスに圧力をかけて液化させたもので、主成分は通常プロパンおよびブタンですが、一部にはプロピレンやブチレンも含まれています。
海運筋の統計によりますと、イランは2023年中に942万トンのLPGを輸出する見通しとなり、事前予想を上回ることになりました。
エネルギー関連情報配信会社「S&Pグローバル・プラッツ」はデータベースにおいて、海運筋の統計と船舶動静を根拠としながら、2023年5月のイランのLPG船舶積み込み量が97万3260トンだったとしました。
同社のデータによれば、2023年上半期(1月~6月)のイランのLPG輸出量は約471万トンに達し、月間平均輸出量も78万4833トンになったということです。
同年下半期も同等以上の輸出量があるとすれば、2023年のLPG年間総輸出は942万トンに達すると予測されます。
この数カ月にイラン産LPGの主な輸入相手となっている国には、中国が挙げられます。