イラン国会議長、「米は”直接”協議したいと主張」
8月 19, 2023 18:00 Asia/Tokyo
イラン国会のガーリーバーフ議長が、「米国はこれまでも現在も、仲介を経ない直接協議を求めてきている」と述べました。
IRIB通信によりますと、ガーリーバーフ議長は18日金曜、第24回イスラム革命防衛隊司令官・関係者会合において、アメリカが対イラン直接協議を試みていることを明らかにしました。
イラン第13期政権においてアメリカとの二国協議に関するニュースが出るのは、これが初めてではありません。
イラン国会国家安全保障・外交政策委員会のファダーホセイン・マーレキー委員は先日、アメリカとの間接協議は一部の問題において成果が出ているとし、「特別な内容であれば、仲介役を通した協議が行われることになる。仲介のない協議も、もちろん公式なものではないだろうが、状況によってはありうる」と述べました。
加えて少し前からは、互いの国にいる自国収容者の交換および、韓国内イラン資産の凍結解除に向けた手続きが、イランとアメリカの間で始められています。
この件については先週、イランのバーゲリー外務次官が「米国が数年間にわたり違法に凍結させてきた数十億ドルのイラン資産について、その凍結解除の手続きが始まった」と発表しました。
また、「イランは、米国の約束履行をめぐっては、必要な保証を得ている。さらにこの枠内では、米国で違法に拘束されていた数人のイラン人も解放される予定である」としました。
一方、米国務省のパテル副報道官は、互いの収容者交換は他のイラン関連問題とは別扱いになっているとしながら、「いかなる対イラン合意成立にも近づいていない」と述べています。
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