9月 04, 2023 21:10 Asia/Tokyo
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IAEA国際原子力機関が4日月曜、同組織の加盟国に出した報告書において「イランは純度60%のウラン濃縮プロセスを遅らせている」と表明しました。

AP通信は、イランに関するIAEAの機密報告書を閲覧したとし、「この報告書では、純度60%までのイランの濃縮ウラン備蓄量の増加は非常に遅いと述べられている」と報じています。

IAEAの報告ではさらに、「イランは最大60%までの濃縮ウランを121.6キログラム保有しているが、この増加量は以前の統計よりも大幅に鈍化している」とされています。

IAEAの5月の報告書によれば、イランの60%濃縮ウラン備蓄量は114キロをわずかに上回るものでした。なお、去る2月の時点ではこの量は87.5キロでした。

AP通信はまた、「IAEAはイランの核開発計画を監視する取り組みにおける他の問題を報告している」と主張しました。

IAEAはこの報告においてさらに「2021年2月以降、イランの規制により監視カメラの映像にアクセスできなくなり、閲覧できるのは2022年6月から中部イスファハーン市内の作業場カメラで記録されたデータのみとなっている」と主張しています。

イランは常に、完全に平和的な核開発計画を有していると強調してきました


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