イラン大統領「米が約束を守れば、よい合意に至る」
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イランのライースィー大統領
イランのライースィー大統領は、「欧米諸国がイランに対する自らの約束を守れば、よい合意に至るだろう」との考えを示しました。
国際通信イランプレスによりますと、国連総会出席のため米ニューヨークを訪問していたライースィー大統領は、帰国前に記者会見し、「イランは一度も交渉の席を立ったことはなかった。しかし、一部の西側諸国やアメリカは、イランでの暴動に没頭し、交渉を放棄した。しかし彼らは、自らの目的をイラン国民が達成させないとみるや、交渉の再開を求めてきた」と述べました。
そして、「イランは、イラン国民の権利に関しては一切妥協しない。我々は、核合意の各当事国が自らの約束を果たすことを待っている」としました。
一方、ナゴルノ・カラバフをめぐるアゼルバイジャンとアルメニアの紛争について、「イランは、緊張や衝突は地域問題の解決にはならないと繰り返し表明してきた。こうした問題は、イランのようなアゼルバイジャン・アルメニア両国の近隣に位置する大国の仲介により解決可能だ」と述べました。
また、エジプトとの関係については、「イランとしてはエジプトとの国交回復に何ら支障はない。このことは、エジプト側にも伝えられている」としました。
パレスチナ問題については、「パレスチナ解放は常にイスラム世界の最優先課題であり続けてきた。それゆえ、シオニスト政権イスラエルとの関係正常化は、パレスチナ国民や抵抗組織の背後から矢を射るような行為だ。シオニスト政権が一部の地域諸国との関係正常化を望んでも、それは彼らにとって安全をもたらすものではない。なぜなら、地域の諸国民はこの75年間、シオニスト政権によるパレスチナに対する圧政に深い敵意を抱いているからだ」と述べました。
イランの核問題については、「イランの核計画は完全に平和目的だ。国際的な監視団体もこのことを証明している」としました。
ウクライナ戦争については、「私がプーチン大統領と最後に会談した際、プーチン氏は『この戦争を終わらせたくないのはNATOだ』と語っていた」と述べました。
ライースィー大統領はすべての訪米日程を終え、20日水曜ニューヨークを発ち、イランに帰国しました。