イラン大統領、「現在のパレスチナ国民にはこれまで以上に国際世論の効果的な支持が必要」

イランのライースィー大統領はカタール首長との電話会談で、「今日、パレスチナ国民はこれまで以上に世界の人々からの効果的な支持を必要としている」と語りました。

ライースィー大統領は28日土曜、カタールのタミーム首長との電話会談で、パレスチナの被抑圧民への現実的な支援方法に関して協議しました。

この中でライースィー大統領は、「米国をはじめとした西側諸国のシオニスト政権イスラエルへの支持は、パレスチナ・ガザ地区でのイスラエルの犯罪にゴーサインを出したに等しい」との見方を示しました。

その上で、シオニスト政権がガザ地区に対して水や電気を遮断し、食料や医薬品の搬入を阻止し、パレスチナ人の女性や子どもを虐殺していることに言及し、「今日、パレスチナ国民は、犯罪と大量虐殺に手を染めるイスラエルの戦争継続を停止させるべく、世界からの効果的な支援、特にイスラム諸国の団結を必要としている」と語りました。

これに対し、カタールのタミーム首長もこの電話会談で、「今日のガザで起きている出来事は、西側諸国の恥ずべきダブルスタンダード的な政策を裏付けるものだ」と述べました。

そして、パレスチナ民族の自決と自衛の権利を支持するという自国の立場を強調し、「シオニスト政権はあらゆる国際規範と人道的枠組みに違反しており、いかなる犯罪にも躊躇しない」としました。

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