イラン外務次官、「戦争が拡大すればイスラエルには何も残らない」
10月 31, 2023 17:27 Asia/Tokyo
バーゲリーキャニー・イラン外務次官が、パレスチナ抵抗勢力による対シオニスト作戦「アクサーの嵐」作戦を、抵抗勢力の知性と先見の明の表れであるとし、「戦争が拡大すれば、シオニスト政権イスラエルにはもはや何も残らない」と語りました。
バーゲリーキャニー外務次官はテレビのインタビューで「パレスチナ・ガザ地区がシオニストによって残酷に包囲されていた過去数年間、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスがこの地域を巧みに管理してきたという英雄伝は、実際には抵抗勢力の知性と先見の明の現れであり、また、今月7日に発生した作戦はまさにこの点を強調している」と述べました。
また、「『アクサーの嵐』作戦はイスラエルの治安・軍事システムに取り返しのつかない激震を引き起こし、その打撃はアメリカ主導の西側世界の戦略的思考体系とアメリカの一極主義にも影響を与えた」としました。
加えて、イラン向けのアメリカのメッセージについても「実際、米が提起する主張は、同国の解釈では紛争の範囲拡大の阻止ではあるが、その一方で彼らは自ら、シオニストへの支援により紛争の継続と拡大の主な責任を問われている」と語っています。
そして、「シオニストらの犯罪の責任は、彼ら自身に次いでアメリカにあり、アメリカは何度も、イスラエルと共にあると宣言してきた」と述べました。
バーゲリーキャニー次官は最後に、「抵抗勢力はこうした残虐行為に対処できており、アメリカの介入による地域での戦争拡大は絶対に不可能だ。だが、抵抗勢力が自らのアイデンティティを守ると決めたなら、それは彼ら自身の権利であり、彼らはいつでも適切な時期に決定を下すだろう」と結びました。