イラン外務省報道官、「我が国とカタールの課題はイスラエルの攻撃に終止符を打つこと」
(last modified Wed, 01 Nov 2023 06:46:55 GMT )
11月 01, 2023 15:46 Asia/Tokyo
  • イラン外務省のキャンアーニー報道官
    イラン外務省のキャンアーニー報道官

イラン外務省のキャンアーニー報道官は、「我が国とカタールの緊急課題は、パレスチナ・ガザ地区におけるシオニスト政権イスラエルの攻撃に終止符を打ち、停戦を確立させることである」と語りました。

タスニーム通信によりますと、イラン代表団を率いてカタールの首都ドーハを訪問しているキャンアーニー報道官は31日火曜、同国政府関係者とイランのアミールアブドッラーヒヤーン外相との協議に触れ、「パレスチナの最新情勢に関して意見交換がなされ、両国の緊急課題は、停戦確立によりイスラエルの攻撃に終止符を打つこと、そしてすべての攻撃を停止させ、ガザ地区に人道支援を送付することである」と述べました。

また、「ガザ地区では真の意味での戦争犯罪と大量虐殺が続いている。アメリカ政府は停戦への障害の一つであり、国連安保理で拒否権を行使しロシアとブラジルが提案した決議案の採択を妨害した」としました。

先月7日、パレスチナの抵抗勢力はイスラエル軍の拠点に対してガザ地区から「アクサーの嵐」と称した奇襲攻撃を開始しました。

これに対しイスラエルは、自らの敗北に対する報復と埋め合わせを目的に、ガザ地区に通じるすべての検問所を閉鎖し、同地区内の住宅地と医療施設を間断なく砲撃しています。

パレスチナ保健省の発表によりますと、31日火曜までのイスラエル軍のガザ攻撃による殉教者数は8525人に達しており、このうち子どもが3542人、女性が2187人にも及んでいます。

 


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