イラン外務省報道官、「諸国民はガザでの出来事に不快感抱き停戦を要求」
キャンアーニー・イラン外務省報道官が、「世界の諸国民は現在パレスチナ・ガザ地区で起こっていることに不快感を抱き、戦争の停止を求めている」と語りました。
キャンアーニー報道官は20日月曜、定例記者会見において、シオニスト政権イスラエルが、イエメンでのイスラエル船舶拿捕へのイランの関与という事実無根の対イラン疑惑を主張していることに反応して、「このような疑惑提示は、シオニスト政権が直面している惨状が原因である」と述べました。
続けて、「シオニスト政権の犯罪に対する米国の幇助継続をめぐり、各国でこれに対する反対の大規模な波が起きていることは、世界の国々がガザでの現在の出来事に不満を持ち、戦争の停止を望んでいることを示している」としました。
さらに、「アメリカの議会議員らは常に、自国民の権利と利益の擁護よりもイスラエル政権の擁護を行い、同政権の利益のために自国民の利益を犠牲にしている」と述べました。
また、「国連安保理を含む国際機関は本来の責務を果たせていない」としています。
一方、イランの濃縮ウラン備蓄量に関するIAEA国際原子力機関の主張する報告書について、「我が国の平和的活動は、保障措置とNPT核兵器不拡散条約の枠組みの下でのIAEAとの協力に基づいており、この協力は継続されている」と語りました。
その上で、「国際機関はイスラエル政権の違法な核能力に関して責任がある。特に同政権は、人道に対する犯罪という越えてはならない一線すら守らない様も示しているような政権なのである」と述べています。
そして最後に、「IAEAにも責任があり、その義務を果たすべきと言える。そのために、イランとIAEAとの間のやり取りも継続的に行われているからだ」と結びました。