イラン外務省報道官、「タイ人捕虜解放は我が国が仲介」
11月 26, 2023 15:14 Asia/Tokyo
イラン外務省のキャンアーニー報道官が、タイ当局の要請によって、自国がタイ人捕虜の解放に向けパレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスとの間の仲介役を務めたことを認めました。
キャンアーニー報道官は、イルナー通信とのインタビューにおいて、ガザのパレスチナ抵抗組織の許にいたタイ人捕虜の解放に際しイランが仲介を行ったというニュースについて、「シオニスト政権イスラエルがガザへの攻撃を開始した週から、タイ人捕虜の解放に向け働きかけているタイ当局の要請を受け、ハマス当局がこの件について人道的観点からを調査や支援を行えるよう、これらの人々の名簿を作成して彼らに渡していた」と述べました。
続けて、「これによりハマス当局がこの件に注意を向けていたため、一時停戦が成立した機会にタイ人捕虜が解放されることになった」としました。
シオニスト政権イスラエルによるガザ攻撃開始から約50日間が経過した今月24日金曜、4日間の一時停戦期間が始まりました。また合意に従い、双方の捕虜の一部の交換も行われています。
この合意を仲介したカタールの外務省報道官は、「イスラエル政権は24日夜、捕虜となっていたパレスチナ人の女性と子ども39人を刑務所から解放し、ハマス側も、イスラエル人捕虜の女性と子ども13人および、タイ人10人とフィリピン人1人を解放した」と発表しています。
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