イラン国会議長、「アクサーの嵐作戦でパレスチナ抵抗勢力の戦線転換」
12月 10, 2023 18:09 Asia/Tokyo
イラン国会のガーリーバーフ議長が、シリアのアルヌース首相との会談で、「アクサーの嵐作戦の結果により、抵抗戦線は地域的・国際的に転換点を迎えた」と述べました。
イルナー通信によりますと、ガーリーバーフ議長はアルヌース首相との会談で、「抵抗戦線の時代は、政治、経済、戦略分野においてアクサーの嵐作戦の前後で分けられることになる。これは現在ガザで起きている出来事だけにとどまらないものだ」と述べました。
続けて、「シリアがアラブ連盟に復帰できたことに満足している。米国やヨーロッパ諸国は今日、シリアの国民および政府が非常に堅固になったと理解している。米国がアラブ諸国の発展を支援するという考えが空しい幻想であることを、これまでの経験から学んで気付く必要がある」と指摘しました。
そして、「我が国とシリアの関係は、非常に深く同胞意識に満ちたものである。両国当局者による今回のような会談が、通商、政治、安全保障上の関係を助けていくよう願っている」としました。
一方のアルヌース首相も、「イラン大統領が我が国を訪問してからのこの数カ月間、両国の間で多くの議題がより迅速に進展している。共同銀行の設立、両国の通貨を用いた商取引、両国の中央銀行の協力、関税撤廃などが、これまでの会談で話し合われ合意に至った」と述べました。
また、「米国と一部の西側諸国は依然として我が国に圧力をかけているが、その原因は我が国のアラブ連盟復帰にある。しかし、我々は自らの道を堅持すべきである。それが、すべてのシリア国民の信念だ」と強調しました。