12月 31, 2023 20:47 Asia/Tokyo
  • バーゲリーキャニー・イラン外務次官
    バーゲリーキャニー・イラン外務次官

バーゲリーキャニー・イラン外務次官が、「我が国は新興経済国グループ・BRICSに参加する他の国々と同様に、同グループの枠組みに沿って通商取引からの米ドル排除に取り組んでいく」と語りました。

ファールス通信によりますと、バーゲリーキャニー外務次官は「我々は、BRICSの枠組みの中で他のBRICS参加国との多くの業務や共同作業を計画している。その最も重要な任務の一つは、金融面での協力および、貿易・経済取引からの米ドル排除である」と述べました。

去る8月に南アフリカ・ヨハネスブルグで開催された第15回BRICS首脳会合では、イラン、アルゼンチン、エジプト、エチオピア、UAEアラブ首長国連邦、そしてサウジアラビアがこの経済組織への参加を目的に承認されました。

これらの国々はアルゼンチンを除いて、2024年1月1日よりBRICSの正式メンバーとなります。

 南アフリカのポール・マシャティーレ副大統領は、この8月のBRICS首脳会合において、「BRICS参加国は意図的に米ドル依存を減らすことに注力している」とし、「今日、世界はBRICSに注目しており、ドル依存からの脱却は世界的な議論の筆頭課題に掲げられている」と語りました。

これに先立ち、ロシアのリャブコフ外務次官も「BRICS諸国は、(通商での)各国通貨使用に移行するプロセスを迅速化させている」と述べています。

BRICSは2009 年に創設された、発展途上国を結び付ける世界最大規模のグループです。

この経済グループの現在のメンバーは、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカとなっています。

 


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