1月 20, 2024 20:05 Asia/Tokyo
  • イランの石油収入が9か月間で340億ドルに
    イランの石油収入が9か月間で340億ドルに

IEA国際エネルギー機関は、イランがアメリカによる圧政的制裁の継続にも関わらず、2023年の9か月間で約340億ドルの石油収入を挙げたとしました。

イルナー通信によりますと、IEAは報告において、イランが2023年1月~9月の9ヶ月間に339億ドルの石油収入を挙げたとしました。

このイランの石油収入額は、同期間のOPEC石油輸出国機構の総収入の12%を占めています。 IEAによれば、OPEC加盟13カ国の2023年1月~9月の石油収入総額2812億ドルでした。

アメリカのイランに対する圧政的制裁および「最大限の圧力」政策は依然として続けられていますが、イランはそのような中、世界市場でこれだけの石油収入を記録しました。

米エネルギー省の集計によれば、イランの石油収入額は2020年はわずか170億ドルでしたが、2021年は370億ドル、2022年は540億ドルとなっており、2023年の9ヶ月間の石油収入は、2020年の年間石油収入の2倍だったことになります。

一方、この期間の他のOPEC加盟国の石油収入は、イラクがイランの2.5倍にあたる821億ドル、サウジアラビアが同5倍超となる1843億ドルなどでした。

IEAはこの報告でまた、イランの石油生産量が2023年に8か月連続で日量300万バレルを超えたとしました。

イランの石油生産量は同年5月、アメリカの核合意離脱より初めて日量300万バレルに達しました。それ以降、多少の変動はありながらもこのラインは維持されており、直近の同年12月は、前月比で6万バレル減少したものの日量315万バレル超となっています。

なお、2023年のイランの石油生産量平均は日量296万5000バレルでした。

 


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