イラン国連大使、「地域における個人・組織の行動で我が国に責任は発生しない」
1月 30, 2024 20:17 Asia/Tokyo
イランのイールヴァーニー国連大使は、国連安保理議長に宛てた書簡において、「地域における個人や組織の行動については、我が国にいかなる責任も発生しない」と強調しました。
アメリカの国連大使は、国連安保理の現在の議長国であるフランスの国連大使に宛てた書簡で、「イランの軍事組織とつながる各武装組織は、イラクとシリアで起きた米軍の人員や施設への行為に関与している」と根拠がなく正当化できない主張を展開しました。
イールヴァーニー大使は29日月曜、この書簡に対する返答として安保理議長に宛てて、「我が国は、そのような根拠のない主張を断固として否定する」とした書簡を送りました。
同大使はまた、「以前にも強調しているように、イラク、シリア、もしくはその他どの国でも、イランが直接的・間接的にコントロールする、もしくはイランの代理役として行動するような、イランとつながった組織など存在しない。そのため、地域の個人や組織の行動について、我が国にはいかなる責任も発生しない」としました。
その上で、「これとは別に、シリアとイラクで米国が取っている行動は違法なもので、国際法および国連憲章に反するものである」と指摘しました。
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