ParsToday日本語の「X」認証マークが、イスラエル・ロビーの圧力により適用取り消し
SNSの「X(旧Twitter)」は先日、ParsToday日本語、プレスTVなどの複数のイランメディア・アカウントについて、「著名で信頼に値するアクティブなアカウント」を示す青認証マークおよび「公式ビジネスアカウント」を示す金認証マークの適用を取り消しました。
今回のXの措置は、テクノロジー透明性プロジェクト(TTP:Tech Transparency Project)という名のサイトにおいて、「Xは、米国政府によって制裁を受けている個人・団体に属した複数のアカウントに対し、有料の『プレミアム』サービスを提供している」という記事が掲載された後に取られました。
この記事で名前が挙げられたイランのアカウントには、英語放送のプレスTV、スペイン語放送のヒスパンTV、アラビア語放送のアル・アーラムといったテレビ局アカウント、タスニーム、イルナー、ミーザーンなどの通信社のニュースアカウント、イラン政府の公式広報アカウントがありました。
また、ロシアの国営テレビNTVやティンコフ銀行のアカウント、さらにイエメンのシーア派組織アンサーロッラーやレバノンのシーア派組織ヒズボッラーといった各抵抗組織のアカウントの名も挙げられていました。
この記事はさらに、「Xが『プレミアム』サービスを利用するユーザーから月々または年間で料金を受け取っているという事実は、同社がこれらのアカウントと金銭のからむ取引を行っていることを意味し、これは米国の制裁に抵触する可能性がある」としました。
一方、Xはこの記事をめぐり、「我々のチームはこの内容について調査し、必要に応じて措置を取る予定だ」とする声明を発表していました。
TVチャンネルや通信社のアカウントに対するX認証マークの適用取り消しは、イスラエル・ロビーがパレスチナ・ガザでのシオニスト政権イスラエルによる大量虐殺を報じるメディアに多大な圧力をかける中で行われましたが、X所有者のイーロン・マスク氏はご覧の通りに、このような圧力に屈したのです。
ParsToday日本語はXで、2018年10月に開設され2万4600人以上がフォローするアカウント 「@ParstodayJ 」を所有しており、 2023年6月から青認証マークを受けていました。そして、アメリカによる他国への強要、親イスラエル日本人らが垣間見せる本質、占領者政権イスラエルの犯罪などを扱った同アカウントの一部投稿は、閲覧数が240万以上に達するものもありました。
2010年9月に開設されたプレスTVのXアカウントは、約32万9000人のフォロワーを持ち、2016年8月に金認証マークを取得していました。