イランで国際メディア・コンペ「第2回ソッブ・フェスティバル」開催へ
イランで国際メディア制作コンペ「第2回ソッブ・フェスティバル」が今年5月に開催されることとなり、主要コンペ部門、IRIB国際放送部門、パレスチナ特別部門の3部門において作品が募集されています。
このフェスティバルに参加するには、ウェブサイト「sobhfestival.com」から登録を行う必要があります。参加登録および作品提出の締め切りは、4月8日となっています。
5月に開催予定のこの国際フェスティバルは、専門的なワークショップを経て、各部門の入賞者を表彰する閉会式で幕を閉じます。これに先立って先日、関係者らの記者会見が行われ、フェスティバルへの参加を呼びかるポスター、パンフレット、プロモーション用広告が公開されました。
今回の同フェスティバルの3部門は、以下の通りとなっています;
A.主要コンペ部門
この部門では、テレビ、ラジオ、ニューメディアの3つのセクションが、英語字幕付きの作品を募集しています。
ソッブ・フェスティバルの一環したテーマは「メディアと新たな国際秩序」となっており、この秩序は、地区・地域アイデンティティ、精神性重視と文化の威力、基盤としての家族、抵抗の言葉と覇権主義排斥といった価値観から成っています。
B.IRIB国際放送部門
この部門は、IRIBイランイスラム共和国国際放送の制作番組のみが対象となり、テレビ、ラジオ、ニューメディアの3つのセクションに分かれています。
C.パレスチナ特別部門
この部門は、第1回ソッブ・フェスティバルでは独立した部門ではありませんでしたが、昨年10月7日の「アクサ―の嵐」作戦以降に発生した一連の出来事や地域情勢を鑑み、今回は独立した特別部門となりました。
参加者はイラン国内外から、「映画」、「連続ドラマ」、「モーショングラフィックスおよび短編アニメーション」、「テレビニュース」、「報道」、「テレビ番組」、「クリップとミュージックビデオ」、「ドキュメンタリー映画」、「短編映画」、「市民記者(ガザ殉教記者賞)」、「動画制作」、「ポッドキャスト」、「記述(メモ、記事、分析レポートなど)」の各セクションに、パレスチナを主題とする作品を応募することができます。