イラン最高指導者、「イスラエルによる女性・子ども殺害は抵抗勢力に対峙できないことの表れ」
イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師が28日木曜夕方、パレスチナ・イスラム聖戦運動のナハレ事務局長およびその随行使節団と行った会談で、「抵抗勢力およびガザ住民はこの瞬間まで戦場で勝利を収めている。半年続く今回の戦争で頂点に達しているガザおよびパレスチナの人々の偉大さと対峙、そしてシオニスト政権イスラエルが目的を遂げられていないことは、神の采配による出来事である」と強調しました。
ハーメネイー師はこの会談で、シオニスト政権イスラエルが行うガザ住民の殺害という犯罪に言及し、「シオニスト政権が世界の圧政者勢力の支援を受けながらあらゆる兵器を用いて女性・子どもを殺害していることは、同政権が抵抗勢力に対峙し打ち破ることができないことを示している」と指摘しました。
また、ナハレ事務局長に向けて、「神の恩恵により、あなたはガザの人々の最終的勝利を見ることになるだろう」と述べました。
一方、ナハレ事務局長もこの会談で、イランによるパレスチナ問題関連の支持・支援に感謝を述べ、さらに、イラン・イスラム革命防衛隊ゴッヅ部隊の故ソレイマーニー司令官の業績に敬意を示し、「今日ガザで起こっていることは実のところ、シーア派第3代イマーム・ホサインの一行が女性・子どもも含めて殉教を遂げたイラク・カルバラーの戦いの繰り返しだ。しかしガザの人々は、あらゆる困難や(イスラエル政権側の)陰謀にもかかわらず、抵抗勢力とともにこの上ない対峙を見せ、米国とシオニスト政権、その支持者らによる、抵抗勢力壊滅という企みを打ち破ることができた」としました。
そして、各抵抗勢力、中でもパレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスとイスラム聖戦運動の完全な連携を強調しながら、「ガザの人々と抵抗勢力は、最終的勝利まで対峙し続ける決意である。神の恩恵により、最終的勝利はそう遠くない未来に実現するだろう」と述べました。