May 07, 2024 20:19 Asia/Tokyo
  • イランが薬用植物分野の学問生産で世界第4位に
    イランが薬用植物分野の学問生産で世界第4位に

イラン科学担当副大統領室の薬用植物・伝統医学技術開発本部事務局長が、同国の薬用植物・伝統医学分野における知識生産が世界第4位となったことを明らかにしました。

シャムスアルダカーニー薬用植物・伝統医学技術開発本部事務局長は、薬用植物および伝統医学に数千年の歴史があるとしながら、「2007年に大学に伝統医学科が設置されて以降、(この分野での)世界における我々の学問生産は急速に良い成果を上げ、2年前の2022年から、世界ランキングで第4位に入ることができた。これは、非常に特別な成功だと言える」と述べました。

続けて、「イランの人々は、自身の持つ文化・文明から、薬用植物業を肯定的に見ており、同業界の関係者も、ほとんどの場合で人々の信頼と満足を得てきた」と指摘しました。

そして、「イランの知識企業はさまざまな分野で非常に努力しており、今我々は、存在する可能性を高めるべく、連携して取り組む必要がある。近年、あらゆる分野において自然への回帰が盛んになっている。我々は、自身の努力とあらゆる可能性の活用によって、この分野においてさらなる成果を挙げたいと思う」としました。

一方、イランの伝統医学は健康を中軸にしていると説明しながら、「イランの伝統医学の教えの大半は、生活習慣の修正を基盤としており、人々の文化に根ざしている。そのために人々に大きく受け入れられ、処方も手の届きやすいやすいものとなっている」と説明しました。

また、「健康増進および病気罹患の削減には、健康に関する人々の知識を向上させ、その行動を改善させていく必要がある。現代は、感染症や伝染病がコントロールされているとはいえ、生活習慣や食事の種類の変化、運動不足などによって、それ以外の疾患の割合が増加している」としました。

その上で、「伝統医学に基づいた食生活の原則の遵守は、健康の維持を助ける最も重要な基本である」と述べました。

 

 


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