イラン大統領と外相らがヘリコプター事故で殉教
May 20, 2024 18:15 Asia/Tokyo
イランのライースィー大統領やアミールアブドッラーヒヤーン外相らが、国民のために職責を果たす中、同国東アーザルバーイジャーン州ヴァルゼガーン郡でヘリコプター事故に遭い、殉教しました。
ライースィー大統領とアミールアブドッラーヒヤーン外相は、同行代表団とともに19日日曜、東アーザルバーイジャーン州の国境付近にあるギーズガルエスィー・ダム・プロジェクトの操業開始式典および、アゼルバイジャン共和国と共同で行うホダーアーファリーン・ダム拡大プロジェクトの最終手続きのため、同州を訪問しました。
ライースィー大統領、アミールアブドッラーヒヤーン外相、そして代表団は式典後、移動のためにヘリコプターに乗りましたが、大統領らが乗る機体は悪天候に巻き込まれ、同州ヴァルゼガーン郡で墜落しました。
この事故を受けて、ライースィー大統領一行を救助すべく数十の救援部隊が派遣されましたが、事故現場が通行困難な山中の森林地帯であり濃霧も発生していたため、機体の発見作業は数時間に及ぶこととなりました。
そして20日日曜早朝、救援部隊と赤新月社の一団は、ドローンを利用して事故現場を特定し、機体を発見しました。
今回の事故で、イラン大統領のセイエド・エブラーヒーム・ライースィー氏、外務大臣のホセイン・アミールアブドッラーヒヤーン氏に加え、タブリーズ市の金曜礼拝導師を務めるセイエド・モハンマドアリー・アーレハーシェム師、東アーザルバーイジャーン州知事のマーレク・ラフマティー氏も殉教しました。