イラン軍事関連ニュース:アフリカ諸国への軍事輸出増加/イスラム諸国との防衛協力拡大
イランの軍事関連のニュースをまとめてお伝えします。
【ParsTodayイラン】イランは1979年のイスラム革命以来、軍事・防衛分野においても進歩を遂げてきました。最近もエチオピアの空軍基地にイラン製の攻撃型無人機が導入されています。
イランは世界の中でも兵器輸出国となっており、南米からアフリカまで無人機輸出を加速しようとしています。
イラク軍事見本市にイラン製無人機・ミサイルが出展
イラクの首都バグダッドで防衛・安全保障の国際見本市が開かれ、イランの国防軍需省も出展しました。
同省はこの見本市に、攻撃型無人機や長距離無人機、対装甲ミサイル、防空システム、個人用兵器や電子戦装備などを出展しました。
イラン海軍に新型無人機導入へ
イラン海軍のイーラーニー司令官は、同軍がこのほど新型無人機を開発し、海上での戦闘能力の向上につながったと明かしました。
また、イラン海軍の世界の海洋進出も今後の優先目標であると強調しました。
イラン・アゼルバイジャン共同演習実施
イラン陸軍の作戦担当次官は、アゼルバイジャン軍との共同演習を実施したと明かしました。
演習には、両軍から特殊部隊・即応部隊などが参加し、両国国境にあるアラス川ダムがテロリストに攻撃されたという想定で行われました。
イラン+5カ国が移動式司令部訓練を実施
イランとベラルーシ、アゼルバイジャン、タジキスタン、カザフスタン、キルギスの5カ国が、イランのイマーム・アリー士官学校で移動式複合司令部の共同訓練を行いました。
訓練の開催を担当したイランのマフムーディー司令官によると、この訓練はテロ対策などでイスラム諸国間の協調・連携を図るものだということです。
イランのミサイル駆逐艦がインド洋英領島近くを航行
イラン革命防衛隊海上部隊のタングスィ―リー報道官は、同部隊のミサイル駆逐艦「シャヒード・マフダヴィー」がインド洋の英領ディエゴガルシア島付近を初めて航行したと発表しました。この島は全体が米軍に貸与されています。
それによると、シャヒード・マフダヴィーはマラッカ海峡など世界の重要な海峡・海路を通過したほか、米第5・第7艦隊が展開する地域を航行したということです。
ジンバブエとの防衛協力拡大へ
イランのアシュティヤーニー国防軍需相は、ジンバブエ副大統領との会談で、「イランは、ジンバブエのような独立・革命志向のアフリカ諸国との関係拡大を望んでいる」と述べました。
アシュティヤーニー氏は、昨年にイランとジンバブエの両首脳がお互いを訪問したことに触れ、「両国が最高レベルでの関係拡大を志向している証だ」としました。