ペゼシュキヤーン候補とジャリーリー候補;イラン国民は大統領にどちらを選ぶのか?
28日金曜に行われたイラン大統領選挙の開票結果により、上位2人のマスウード・ペゼシュキヤーン候補とサイード・ジャリーリー候補が決選投票を行い、その勝者が第14期政府を率いる大統領となることが決まりました。
【ParsTodayイラン】第14期大統領選挙の投票は28日、イラン全土で実施されました。国内の投票所5万8640カ所で集計された票の総数は2453万5185票で、各候補の得票数は次のようになりました。
1位 マスウード・ペゼシュキヤーン候補:1041万5991票
2位 サイード・ジャリーリー候補:947万3298票
3位 モハンマドバーゲル・ガーリーバーフ候補:338万3340票
4位 モスタファー・プールモハンマディー候補:20万6397票
この結果、いずれの候補者も過半数の票を獲得できなかったことから、上位2人であるペゼシュキヤーン候補とジャリーリー候補による決選投票が行われることとなりました。
公表されたスケジュールによれば、決選投票は、7日1日月曜および2日火曜の2回の討論会を経て5日金曜に実施される予定となっています。
決選投票に進んだ2候補の経歴は以下の通りです。
ペゼシュキヤーン候補
心臓外科専門医。第8期~第12期イラン国会のタブリーズ・アーザルシャフル・オスクー選挙区選出議員。タブリーズ医科大学長、保健・治療・医科教育副大臣、保健・治療・医科教育大臣、第10期イラン国会第一副議長を歴任。
ジャリーリー候補
政治学博士。イラン外務省内の様々な部署で経験を積んだ後、欧米担当外務副大臣、イラン大統領顧問、バスィージ・ムスタザフィーン戦略評議会メンバー、イラン国家安全保障最高評議会書記、イラン核交渉団長、イラン公益判別会議メンバー、イラン外交関係戦略評議会メンバーを歴任。