6月 30, 2024 19:14 Asia/Tokyo
  • イラン外相代理「旧イラク・サッダーム政権を支援した国が現在のイスラエルを支援している」
    イラン外相代理「旧イラク・サッダーム政権を支援した国が現在のイスラエルを支援している」

イランのバーゲリーキャニー外相代理は、イラン・イラク戦争中の1987年6月28日に、サッダーム政権率いるイラク軍がイラン西部サルダシュトを化学兵器で攻撃してから37年になるのにあたって、「イランに対する化学兵器攻撃の実行者や責任者に対する訴追は、時の経過とともに忘れ去られるものではない」と述べました。

【ParsTodayイラン】サルダシュトに対する攻撃では、地元住民119名が殉教したほか、8000人以上が毒ガスによる被害を受けました。バーゲリーキャニー外相代理はこの事件について、「イランと国際社会が、犠牲者の精神的・物質的被害を補償するために自らの責任を果たさなければならない」としました。

バーゲリーキャニー氏はまた、サルダシュトが攻撃された6月28日がイランで「化学・生物兵器に反対する日」に制定されていることに触れ、「イランは現代史において化学兵器使用による最大の被害者であり、化学兵器使用に断固として反対している」としました。

また、サッダーム政権による化学兵器攻撃が、ドイツやオランダ、イギリスといった一部の西側諸国の政府・企業による物的・技術的支援、さらには米英による政治的・軍事的支援のもとに行われたとしました。

そして、当時サッダーム政権による化学兵器使用を支援した国が、現在のイスラエルによるジェノサイドを支援し、直接的に加担していると強調しました。

 

 


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