Pars Today

イランの知識企業が、唾液からDNAを抽出するキットの製造に成功しました。

【ParsTodayイラン】イラン各大学から優秀な学生らが集まって設立されたズィースタージェン・アーファリーン（ZISTAGENE AFARIN）社が、遺伝子分野の医療設備・機器の製造を目的に活動を始め、このたび、唾液からのDNA抽出と検体の長期保存用の特殊キットの製造に成功しました。同社CEOのセイエド・アボルファズル・モタッハリー氏は、「DNAを抽出する最も一般的な方法は血球を使用するが、血液がすぐに固まる患者や貧血症状のある患者、高齢者、妊婦、乳幼児、小児の患者への適用には困難が伴った」と説明しました。

そして、「唾液からの抽出は、口腔内に存在する細菌で（検体が）汚染されるため、特別な洗浄プロセスにより細菌を減少させる必要があるが、このキットを使用すれば、唾液を室温でも一定期間保存することができるようになり、ラボでも長い時間、質の高いDNA抽出を行うことができる。当社のDNA抽出キットは、この分野では新しい製品となる」と続けました。

また、この知識企業の別の製品である細胞培養装置・INC03についても触れ、「外部から遮断されるこの装置は、生物学などのラボで細胞や微生物などの生体サンプルを培養するのに使用される。装置内では、湿度や温度、空気中の酸素や二酸化炭素などの比率がコントロールされ、生体サンプルの培養に適した環境を準備できる」と述べました。

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