イランの武器輸出をめぐる西側諸国の嘘
イラン外務省のキャンアーニー報道官は、西側諸国がイランの武器輸出について嘘を拡散しているのは、自らのイスラエル支持を隠すためだとしました。
【ParsTodayイラン】キャンアーニー報道官は自身のXに、イスラエルによるガザでの犯罪行為など緊張が続く西アジア情勢について投稿しました。以下はその全文です。
アメリカは口先では平和を追求し、西アジアの緊張激化に反対しているが、実際にはイスラエルによるヨルダン川西岸およびガザ地区での犯罪にとどまることのない軍事支援を続けている。
最近も、殺傷兵器を積載した米機500機がイスラエルの空港に到着したことが報じられた。その兵器の総量は5万トンにもおよぶという。この11カ月間でガザのジェノサイドの犠牲者は4万1000人に上っている。その7割が罪のない女性や子供だと言われている。
最新の統計によれば、イスラエルはガザ市民1人あたり36キロの爆弾あるいはミサイルを投下しているという。これは世界の歴史で見ても類を見ない凶悪さだ。
多くの欧州諸国もアメリカのように、世界における人権擁護・各種国際法の遵守を謳っているが、イスラエルに武器を提供し続けていることで、そのジェノサイドに拍車をかけている。
このような欧米諸国によるイスラエルへの軍事支援は、ジェノサイドに使用されることがない確証がある場合にのみ武器支援を認める1948年のジェノサイド条約に明らかに違反している。
イランが一部の国に武器を提供しているとする誤った報道は、欧米諸国がイスラエルを支援することでガザでのジェノサイドに加担していることを隠ぺいするために拡散しているものだ。このような嘘を喧伝することで、欧米諸国がガザ停戦にむけ努力する責任、またイスラエルによるジェノサイドに対する説明責任から国際世論の関心が逸らされることがあってはならない。