パールストゥデイが厳選したテヘラン・エラム動物園の写真集:リス、キツネ、ダチョウからライオンまで
テヘランの西部にあるエラム動物園には、イランに住むものをはじめとした一連の動物が一般公開されています。
イランの野生生態系は、さまざまな種の動植物とそれらが生息する自然界が含まれます。国土面積の10分の1以上が森林で覆われ約1万2000種の植物種が棲息するイランは、西アジア諸国の中で最も豊富な多様性を誇ります。イラン環境保護機関の統計によりますと、同国内には哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類をはじめとした2000種の動物と淡水魚、そして海水に生息する約1200種の魚類といった陸水の生物が確認されています。また、このうちの約76種は、IUCN国際自然保護連合のレッドリストに載っています。
テヘランの動物園の沿革
イラン人は、ガージャール朝統治時代(西暦 1796 ~ 1925 年)にヨーロッパの動物園についての情報を得るようになりました。イランで最初の動物園は、同王朝のナーセロッディーン・シャーの治世に現在のサアディー通り(エクバタン通り周辺)に設立されましたが、本格的な動物園になるまでには至らず、時々市民らが動物を見に足を運ぶ程度でした。またそこで飼育されていたのは、南部シーラーズ山脈の雌雄のライオン4頭とサル1匹、北部マーザンダラーン州のトラ 3 頭、同州ジャージルード地域のヒョウ 3 頭とヤク1頭、テヘラン北東部ダマーヴァンド地域のクマ5頭のみでした。
エラム動物園
テヘラン動物園(別名:エラム動物園)は5ヘクタールの総面積を有し、文化創造及び国民にイランの野生動物に親しんでもらうことを目的として、1990 年に設立されました。この動物園は、イランおよび世界の他の地域に生息する121種の動物をグループごとに分けて飼育しており、WAZA世界動物園水族館協会の監督する基準に達した国内唯一の動物園となっています。今回のパールストゥデイの記事では、エラム動物園についてさらに知っていただくため、同園の様々な動物の様子を写真とともにご紹介していきします;