イランとドイツ、金融関係を拡大

イラン中央銀行のセイフ総裁が、「イランとドイツの金融関係に新たな変化が起こっている」と語りました。

イルナー通信によりますと、セイフ総裁は、14日木曜、ドイツのフランクフルとで銀行関係者と会談した後、記者会見で、「ドイツの銀行にイランの銀行との協力の条件や種類を知ってもらうことで、少しずつ見解が変化しており、イランの銀行との協力への関心が示されるようになっている」と語りました。

セイフ総裁は、ドイツの銀行関係者との会談について、「この会談で提示された質問や要求は、新たな関係の幕開けを示しており、ヨーロッパやドイツの銀行との協力は、相互の利益の保持に基づいたものだ」と語りました。

さらに、ドイツ中央銀行総裁との会談についても、「この会談では良好な議論が行われ、相手側から、中央銀行を含めたイランの銀行との協力拡大に関心が示された」と述べました。

セイフ総裁によれば、ドイツ中央銀行総裁は、イランとの協力に向けた用意が表明され、まもなく、そのための準備に入るということです。

セイフ総裁はさらに、12日にイギリス・ロンドンで開催される予定だった金融会合は、イギリスの政治情勢によって中止になったとしました。