イラン映画「追憶」「雪の降った夏」が各国際映画祭で高評価/イラン芸術関連ニュース
ロシアにおけるイラン現代美術の受容、タイ、ポーランド、ブラジル、イタリア、オーストラリアの映画祭でのイラン映画の成功といったイラン芸術関連のニュースをお伝えします。
【ParsTodayイラン】ロシア首都モスクワにて先月27日まで開催されたコスモスクワ国際現代美術展では、50人のイラン人アーティストの作品が展示されました。展示会ではイラン人の作品が広く歓迎され、芸術愛好家にイランの現代美術について学ぶ機会を提供しました。
イラン映画『追憶』がタイ国際映画祭の審査部門にノミネート
アーザル・ファラーマルズィー氏が監督したイランの短編映画「追憶」が、タイ国際映画祭の審査部門にノミネートされました。この映画は、「聖なる防衛」と呼ばれたイラン・イラク戦争時代におけるイラン人潜水兵とその幼い娘の感情を描いた物語です。
映画『Unparallel World』がポーランド国際映画祭にノミネート
イランのモハンマド・ヤラーギー監督が脚本・演出を務めた映画「Unparallel World」が、ポーランドで開催される第33回国際映画祭「ユーロショーツ」にノミネートされました。この映画は、働く子どもたちの厳しい状況を、6歳の少女の視点から描いています。
ブラジル・カノア映画祭ではイラン人監督が最優秀監督賞を受賞
ブラジルのカノア映画祭で、イラン映画「パリーサーン」の演出に当たったカーンビーズ・バーバーイー監督が最優秀監督賞を受賞しました。またこの映画祭の閉会式では、同作が社会問題(新型コロナウイルス感染症)を扱っていることから、2番目に優れた社会映画賞も授与され、審査員団からも高く評価されました。この作品はブラジル・リオデジャネイロのサンタクルス映画祭でも最優秀作品賞と最優秀監督賞を受賞したほか、トルコ・イスタンブールで開催されたアナトリア国際映画祭でも最優秀作品賞に輝きました。
「蝶になることを夢見た馬の最後のいななき」が豪州キャンベラ映画祭に出品
イランの短編映画「蝶になることを夢見た馬の最後のいななき」が、オーストラリア・キャンベラで開催された第29回国際映画祭でノミネート作品として上映されました。この短編映画はこれまでにも9つの国際映画祭への出品を果たしており、第6回イタリア・アミコルティ国際映画祭では最優秀短編映画賞と最優秀脚本賞、スグアルディ・アルトローヴェ女性フェスティバルでは審査員特別賞を受賞しています。
「PSYCHICKEN」が伊ファブリアーノ映画祭に出品
イランの短編映画「PSYCHICKEN」がイタリアの第12回ファブリアーノ映画祭に出品されました。この作品はイランとイタリアの共同製作によるセリフのない短編映画です。ストーリーは、盗みの最中に凶悪な犯罪をはたらき、恐れをなして逃走するも、何者かに追われていることに気づく強盗の物語です。この作品はすでにブルガリアの第20回IN THE PALACEフェスティバル、第39回テヘラン国際短編映画祭、第41回ファジル国際映画祭に出品されており、第39回テヘラン国際短編映画祭の脚色賞・ゴールデンリーフを受賞しています。
国際警察賞で映画「雪が降った夏」が表彰
イラン映画「雪が降った夏」が、イタリアで開催された第28回国際警察賞芸術祭で審査員特別賞を受賞しました。