世界のメディアはイラン革命46周年記念行事をどのように報じたか?
-
イラン革命勝利46周年で顔面にイランの三色旗をあしらいポーズをとる若者
西アジア地域や世界各国のメディアが、イランで多数の国民が参加したイスラム革命勝利記念行事を大々的に報じました。
【ParsTodayイラン】イラン全国各地で10日、イラン暦バフマン月22日(例年では西暦2月11日)の革命記念日にちなんだ祝賀の式典や大行進が開催され、様々な階層から大勢の人々が参加しました。イランではこの日、46周年を迎えたイスラム革命勝利記念の祝賀イベントが行われ、街頭に多数の市民が集まりました。欧米やアラブ諸国のメディアは、ウェブサイトやテレビなどでイラン国民の連帯ぶりを大々的に報道しました。
米メディアによる報道
AP通信は、イラン・イスラム革命勝利46周年を記念する大行進に大勢の市民らが参加したと報じました。同通信は「数万人ものイラン市民が1979年のイスラム革命の記念日を祝った。これは、トランプ米大統領がホワイトハウスに復帰し、イランに対する最大限の圧力作戦を再開して以来初めての行進となる」としました。
また、米紙ワシントン・ポストもイランで「神の日」と呼ばれるこの行事について、「トランプ大統領が就任した中、イラン国民は1979年のイスラム革命の記念日を祝っている」と報じました。
ロシアのメディアによる報道
ロシアのベルタ通信は、ベラルーシのルカシェンコ大統領が10日、イスラム革命46周年を記念してイランのペゼシュキヤーン大統領と同国民に祝賀メッセージを送ったと報じました。
また、スプートニク通信も「イランはイスラム革命46周年を祝った。イラン国民は革命46周年を記念して10日、全国で大規模なデモ行進を行った」と報じました。
英国メディアによる報道
ロイター通信は、10日のテヘラン市内の式典で演説したペゼシュキヤーン大統領について「大統領は、対イラン交渉に向けたアメリカの誠意に疑問を呈した」と記しました。トランプ米大統領は先週、イランに対する「最大限の圧力」キャンペーンを復活させています。
また、ロンドンに拠点を置くアラビア語紙ライ・アルヨウムも「イラン国営テレビは10日朝から、国歌に合わせて各市町村の街頭に集結した人々の姿を生中継している。テヘランでは、住民は早朝から市内西部のアーザーディー・タワー周辺の主要な集合場所に向かって動き出した。これらの行進に参加した多くの家族を含むイラン人は、イランの緑、白、赤の国旗とレバノン・ヒズボッラーの旗、そしてイランの指導者らの肖像画を掲げた」と報じました。
アラブ・メディアによる報道
サウジアラビアのアル・アラビーヤはAP通信の報道を引用し、「パフラヴィー旧王朝政権の終焉と宗教に基づく政治の樹立を記念する毎年恒例の式典がイランで開催された。トランプ米大統領はイランに対し、急速に進展する核開発計画について合意を成立させたいと提案した」と報じました。
イエメンのアルマシーラTVも、今回の革命記念日関連の一連の行事について「イランでは首都テヘランをはじめ国内各都市で10日朝、イスラム革命勝利46周年を記念する行進が開始された。この式典では、イラン国旗のほか、イエメン、レバノンのヒズボッラー、パレスチナ、イラク民兵組織ハシャドアルシャビ、複数の抵抗グループの旗が掲げられた。この式典で毎年行われる注目すべき点の一つは、今年も我々が目の当たりにしたイスラエルの指導者たちの棺である。イラン国民はイスラエルの犯罪に対して嫌悪感を表明した」と報じました。
レバノンのアルメナール・チャンネルは、イラン国民が国内各都市の通りを行進し始めた式典の様子を生中継しました。同じくアル・アヘド通信も、今回の革命勝利46周年を記念した大行進の開催について報じ、「首都テヘランとイランの他の州では、多数の国民がイスラム革命勝利46周年を記念し大行進を実施している」と伝えました。また、アル・マヤディーンTVはテヘラン市民による行進を取材し、現地から直接報じました。
イラクのアルアヘド・チャンネルも、イスラム革命勝利46周年を記念してテヘラン中心部で行われたイラン国民の行進の一部を放映するとともに、この記念式典中にミサイル「ハージ・ガーセム」が披露されたことにも言及しました。