イラン人Xユーザーがトランプ氏の要求にノー 「米とは交渉しない!」
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イラン人Xユーザーがトランプ氏の要求にノー 「米とは交渉しない!」
イラン人Xユーザーらが、トランプ米大統領がイランと交渉の用意があるとしながら制裁を強化していることについて、米による大きな欺瞞だとの見方を示しています。
【ParsTodayイラン】トランプ米大統領は第1次政権中の2018年5月に、JCPOA・包括的共同行動計画(通称:イラン核合意)から離脱したにもかかわらず、今になって再び「イランとの合意を目指す」と主張しています。
この点について、イラン最高指導者のハーメネイー師は、同国空軍および対空防衛部隊の指揮官および隊員らとの会合で、「アメリカとの交渉は賢明でもなければ名誉あることでもない」と述べました。Xではハーメネイー師のこの発言を多くのイラン人ユーザーが支持し、米国との交渉は戦略的な誤りだったとコメントしています。
例えば、そうしたユーザーの1人であるハサン・ナーセリープール氏は、米国とイランの交渉を無意味な空約束と評し、「対米交渉は合意不履行や損害をもたらすだけだと経験が証明している! マクファーレン事件(1985年のイラン・コントラ事件)から核合意に至るまで、欺瞞と損失ばかりが続いた。ハーメネイー師は、欺瞞に屈することなくイスラム革命の道の堅持という尊厳の道を賢明に示した」と投稿しました。
サッジャード・バーバーミール氏も「我々の言葉は革命指導者の言葉と同じであり、交渉は望まない。イラン国民は、イスラム革命勝利46周年を記念するデモ行進で口を揃えて、恥辱に屈することはなく、(行進は)イラン国民の全面的な対米闘争だと叫んだ」とコメントしました。
キアーヌーシュ・スーリー氏は「アメリカとの交渉はイスラム革命の成果の破壊、則ちイランを破壊することだ」としました。
女性ユーザーであるナーヒド・ルーハン氏も、トランプ大統領が激しい爆撃よりも対イラン合意を望んでいると主張したことに言及し、「イスラエルはイランを爆撃できる立場にない。それはともかく、本当に交渉を望む者は脅迫などしない」と投稿しました。
さらに、政治専門家でもあるモハンマド・ジャムシーディー氏は、「トランプ氏は協議交渉という用語を使って世論を欺いている」との見解を示し、「対米交渉がイランにとって不名誉な理由は、トランプ氏が交渉を偽装していると同時に、公式の政策としてイランの軍事力の破壊、ミサイル廃絶、さらには通常兵器の管理を求めているからだ」と指摘しました。
マフター・ユーセフィ氏も「米国との交渉は無駄だ」との考えを示し、「イラン国民と他の多くの諸国民との違いは、イラン国民には『アメリカは侵略者で嘘つき、かつ欺瞞者で覇権主義者だ』と断言できるだけでなく、『アメリカに死を!』と正面切って言う勇気があることだ」と記しました。