永遠に歴史上に残る「ペルシャ湾」の名称
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「ペルシャ湾」の名称は決して歴史から消えることはない
イラン政府報道官が、「ペルシャ湾の日」に際して祝意を示しました。
イラン暦オルディベヘシュト月10日に当たる30日水曜は、「ペルシャ湾の日」に制定されています。この日は、ポルトガル人がイラン南部ホルモズ海峡とペルシャ湾から駆逐された記念日となっています。
【Parstodayイラン】モハージェラーニ―・イラン政府報道官は「カレンダー上のペルシャ湾の名称を枠で囲った。それは我々自身のためではなく、忘れっぽい人に想起させるためである」と述べています。
また、「ここは『ペルシャ(ファールスの地)』であり、この名称はいかなる策略によっても過去の歴史や未来の時代の中心から払拭されることはないだろう」としました。
さらに「この土地、この血潮、そしてこの海はイランという名前と結びついており、ペルシャ湾は永遠にペルシャであり続けるだろう」と語っています。
ペルシャ湾は北はイラン、西はクウェートとイラク、南はサウジアラビア、バーレーン、UAEアラブ首長国連邦、カタールと接しています。総面積は24万平方キロメートルで、メキシコ湾とカナダ・ハドソン湾に次いで世界で3番目に大きい湾となっています。ペルシャ湾は湾口に当たるホルモズ海峡を介してオマーン海に接続し、そこからさらに外洋につながっています。この湾に浮かぶ重要な島々にはハーグ島、アブー・ムーサー島、大トンブ島、小トンブ島、キーシュ島、ゲシュム島、ラーヴァーン島などがあり、これらの島々はすべてイラン領です。
ペルシャ湾とその沿岸には、数多くの油田やガス田があります。また、石油の輸送ルートはクウェート、サウジアラビア、UAEなどの国を経由するため、この海域は重要かつ戦略的な存在であると考えられています。