国連が称賛、「イランは米国の制裁下でも難民支援」
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フィリッポ・グランディUNCHR国連難民高等弁務官
フィリッポ・グランディ(Filippo Grandi)UNCHR国連難民高等弁務官が、難民の健康、教育、雇用の分野におけるイランの貢献を高く評価しました。
グランディ弁務官は、ザファルガンディ・イラン保健医療教育相との会談で、保健、教育、雇用などさまざまな分野でイランが難民に対し提供している優れたサービスに謝意を示すとともに、「制裁や経済問題にもかかわらず、イランのこうした貴重なサービスは非常に価値あるものだ」と述べています。
【ParsTodayイラン国際】ザファルガンディ保健医療相はこの会談で、「難民の健康を守ることは国際的な責務である。もっとも、これは受け入れ国だけに任されるべきではない」と強調しました。
また「難民を受け入れている国々、特にイランに対して、世界規模で適切な財政・運営的手段を策定し、強化する必要がある」と語っています。
この報道によれば、グランディ国連難民高等弁務官が近くテヘランを訪問する予定だということです。
イランは世界有数の難民受け入れ国であり、米国の制裁を受け経済的困難を抱えるにもかかわらず、難民に幅広いサービスを提供しています。
国連当局は難民に対するイランのサービス提供に繰り返し謝意を示すとともに、「イランは難民に対して学校、大学、病院、国境を開放しており、彼らはイラン国民と同様にあらゆる福利を享受できている」と強調してきました。
ザファルガンディ大臣は、WHO世界保健機関の年次総会である第78回世界保健総会に出席するため、スイス・ジュネーブを訪問しています。
この国際会議では、世界の優先的な保健衛生問題が文書の形で提起され、この組織の加盟国がそれらを検討した上で各文書に対して意見を表明することになっています。