イラン諜報機関がイスラエルに打撃・核施設関連の機密情報入手
(last modified Sun, 08 Jun 2025 07:41:43 GMT )
6月 08, 2025 16:41 Asia/Tokyo
  • テルアビブにあるモサド本部
    テルアビブにあるモサド本部

イラン諜報機関がイスラエルの核施設関連の機密情報を入手したと報じられたことについて、ヨルダンの専門家は「イランはイスラエルが謳っていた優位性・抑止力を奪った」と語りました。

【ParsTodayイラン】イラン情報省は7日、同省傘下の諜報チームがイスラエルの核施設・計画に関する機密情報を入手したと発表しました。これについて、ヨルダンの軍事専門家ニザール・アブーゼイド氏は「この作戦は電子・サイバーの複合作戦であり、かつ現場の人員も活用したように見える」と語りました。

アブーゼイド氏はその上で、「どの国でも機密情報は専門機関によって厳重に保管されているが、今回の一件はイランがそこに浸透していたことを示している。イランはイスラエルが謳っていた優位性・抑止力を奪った。この作戦の目的は、イスラエルの抑止力を無効化することだった」と指摘しました。

情報筋によると、今回イランが入手した情報は、イスラエルの核施設・計画に関する数千もの文書が中心で、動画や画像も含まれているということです。

作戦の実施時期は以前にさかのぼりますが、情報を確実にイラン国内に移送するため、情報省はこれまで公表を控えてきました。

関係者の話では、入手した情報量が膨大なため、その解析にはかなりの時間がかかるとされています。

この関係者は「イランは今、イスラエルの軍・諜報機関のすべてのデータを握っている」と語りました。

 


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