永遠の味覚の国・イラン/イラン人に人気の定番料理10選
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永遠の味覚の国・イラン/イラン人に人気の定番料理10選
灼熱の太陽が照り付ける砂漠からそびえ立つ山々まで、イランは悠久の歴史だけでなく、本物の味覚の宝庫としても世界を魅了してきました。イラン料理は祖先の料理芸術の証であり、今や国境を越え、世界屈指のレストランで舌鼓を打つことができるようになっています。
イランは、あらゆる料理が傑作と言える国と言えます!熱々で香ばしいイラン式焼肉・キャバーブに始まり、多種類の野菜や豆類などを煮込み、表面を色鮮やかに装飾したごった煮スープに至るまで、その1つひとつがイランの食文化を雄弁に物語っています。この記事では、イラン国内はもとより世界中に熱狂的なファンを持つ、イランの定番料理のベスト10をご紹介していきます。
1. イラン式焼肉・キャバーブ:イラン料理の王様
クービーデ型:ひき肉、玉ねぎ、シンプルなスパイスを炭火で巧みに焼き上げた一品。
バルグ型:ラム肉または子牛肉の薄切りをレモン汁、玉ねぎ、サフランに漬け込み、バターで焦げ目をつけた薄型の焼肉。チキン・キャバーブ:骨付き鳥びくを丸ごと一羽、サフランとバターで味付け。炭火の煙の香りが食欲をそそります!
レバー・キャバーブ:独特の風味を持つラムレバーをグリルし、フレッシュなバジルとライムを添えて。

2. イラン式ちらし寿司・モラッサポロウ:イラン料理の至宝
香り高いサフラン風味のライスに、ピスタチオ、アーモンド、バーベリー、ニンジン、オレンジの皮を添えた一品。このお祝いの料理は鶏肉と一緒に出されることが多く、結婚式における甘美な生活を象徴しています。

3.タハ・ディーグ(お焦げ)
カリカリと香ばしいきつね色のお焦げも、イランではご馳走です!タハ・ディーグとはペルシャ語で鍋底を意味し、半煮えにしたライスを改めて別の鍋に移して弱火でじっくり蒸らすことで、鍋の底に自然にきつね色の米の層が出来上がります。これもイラン料理で最も人気のある一品で、ポップコーンとポテトチップスを合わせたような味わいに、バスマティライス(インディカ米)の香りが加わります。

4. アーシュ・レシュテ:人生の醍醐味を象徴する野菜と豆類・小麦麺のごった煮スープ
小麦粉の麺、複数種の豆と野菜、独特の乳製品キャシュク(クルト)がたっぷり入った濃厚なスープ。ホットミントとこんがり炒めた玉ねぎを添えて。長く実りある旅路を象徴するこの料理は、特にイランでは宗教的な行事や願掛けには欠かせない一品です。

5. ゴルメ・サブズィ(肉と赤インゲン、野菜の煮込み):春のような酸味と旨味
香味野菜、小豆、ラム肉を組み合わせ、干しレモンの酸味が独特の味わいを生み出します。米飯と一緒に食べると、その香りに誰もが食欲をそそられます!

6. バーベリーポロウ:甘酸っぱい味が特徴
サフランライスに赤いバーベリーを乗せ、バターで柔らかく仕上げた一品。鶏肉と一緒に食されることが多く、その酸味は驚くほど絶品です。

7. バガリー・ポロウ(そら豆の炊き込みご飯):春のひと皿
新鮮なそら豆とせり科の野菜ディル(イノンド)を混ぜて炊いたご飯。ラム肉と一緒に食べるのが一般的です。春の訪れを感じさせるこの料理は、ディルの香りに誰もが舌鼓を打つでしょう。

8.ホレシュテ・バーデンジャーン(ナスと肉のトマトペースト煮込み):柔らかい風味が特徴
焼きナスをトマト、ラム肉、玉ねぎと一緒に煮込んだ料理。少し酸味があります。普通は米飯と一緒に食されます。

9・フェセンジャーン(鶏肉とクルミのザクロペースト煮込み)
クルミとザクロの風味が絶妙に溶け合ったこの料理は、クルミの油が醸し出すコクとザクロの甘酸っぱさが独特の風味を醸し出しています。イランの歴史に根差したこの料理は、結婚式などによく登場します。

10. パン、チーズ、ハーブ野菜
ミント、タラゴン、バジル、ネギ、ラディッシュを添えた一皿は、イランの代表的な朝食メニューです。これらのハーブと、チーズと焼きたてのパンの組み合わせは相性抜群です。
