イラン原子力庁長官:「現状の形成にIAEA事務局長が破壊的な役割を演じた事実は歴史に記録」
-
イラン原子力庁のエスラーミー長官
イラン原子力庁のエスラーミー長官が、ラファエル・グロッシIAEA国際原子力機関事務局長の破壊的な役割を強く批判しました。
モハンマド・エスラーミー長官は18日水曜、ラファエル・グロッシIAEA事務局長がイランの核開発計画の平和的性質を改めて強調したことに言及し、同長官が歴史に刻まれるほどの失態を演じたと述べています。
【ParsTodayイラン】エスラーミー長官はさらに「グロッシ氏は破壊的な役割を演じた。彼の歴史的な先延ばしがこれらの悪用につながったことを歴史に記録することを願う」と付け加えました。
シオニスト政権イスラエルがイランへの攻撃を開始する前に、グロッシ事務局長は「包括的」と題する報告書を作成しており、その政治的、非技術的、違法的内容はイスラエルによる対イラン攻撃の口実となりました。
しかし、グロッシ氏は数時間前に米CNNのクリスティアン・アマーンプール氏とのインタビューで、イランの核開発計画に軍事目的への逸脱がないことを改めて強調し、「(イランが)核兵器(製造)を目的に組織的に取り組んだという証拠はなかった」と述べていました。
エスラーミー長官はまた18日、イランの核施設の状況に関する同国政府代表団との会合後、「状況は良好だ。自尊心にあふれた力強い我々の国民は力に屈したことも、屈服したこともない」としています。
さらに、「敵はこの道からも何の成果も得られないことを確信すべきであり、また彼らは現在まで何の成果も得られていない。我々の同僚たちの士気は高く、彼らはそれぞれの塹壕の中で力強くあり続けている」と語りました。
今月13日金曜朝、テヘランおよびイラン国内の複数都市がイスラエルによるテロ攻撃を受け、この中で同国の多数の軍司令官、科学者、民間人が殉教しました。
イスラエルによるこの犯罪を受けて、イラン・イスラム革命指導者のハーメネイー師は同日夜のテレビメッセージで「軍は卑劣極まりないシオニスト政権を散々な目に遭わせるだろう。そして神のご意志あらば、行動の力によって彼らの存続は苦しくなり、彼らには決して温情や宥和は与えられないだろう」と述べています。
イランは13日夜、イスラエルによる残虐な攻撃への報復として、シオニスト占領地に向け数十発のミサイルを発射し、「真の約束3」作戦を開始しました。