イラン大統領、トルコの政府と国民を支持
7月 19, 2016 18:42 Asia/Tokyo
イランのローハーニー大統領が、トルコの大統領との電話会談で、最近のトルコでのクーデターを非難し、「イランはトルコの合法政府と国民を支持する」と語りました。
ローハーニー大統領は、18日月曜、トルコのエルドアン大統領と電話で会談し、「トルコの人々が民主主義と民主政府を支持したことは、地域において武力的な手段が通用しないことを示した」と語りました。
ローハーニー大統領は、トルコに安定が戻ったことに満足の意を表し、「トルコの安定は、地域全体の安定の強化につながる」とし、「イランは、一部の大国やテロリストがイスラム諸国の安定を望んでいないと確信している」と語りました。
さらに、全ての地域諸国の共通のテロ対策の必要性について触れ、「すべての国は地域の安定とテロ対策に向け互いに協力すべきだ」と強調しました。
一方のエルドアン大統領も、イラン大統領の電話連絡に感謝の意を表し、「トルコは問題を解決し、地域に安定と平和を取り戻すために、イランやロシアと協力することを決意している」と強調しました。
イランのラーリージャーニー国会議長も18日、トルコのカフラマン国会議長と電話で会談し、「クーデターは誤った行動であり、イランは最初からそれを非難していた」と語りました。
また、「地域では軍国主義やクーデターの時代は終わり、このような行動は地位の安定を乱す」と述べました。
15日金曜夜、トルコ軍の一部が、トルコの各都市の要所を占拠し、クーデターを試みましたが、数時間後に失敗しました。