「渇きの中のガザ、イスラエルはイランに水を約束」;イランの「X」ユーザーがイスラエル首相の大言壮語に反応
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「イランにおける水の危機を解決する」というシオニスト政権イスラエルのネタニヤフ首相の主張が、イラン国民の大反発を巻き起こしています。
(last modified 2025-08-17T05:31:45+00:00 )
8月 17, 2025 12:53 Asia/Tokyo
  • イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相
    イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相

「イランにおける水の危機を解決する」というシオニスト政権イスラエルのネタニヤフ首相の主張が、イラン国民の大反発を巻き起こしています。

ネタニヤフ首相は今月13日、イスラエルの公用語ヘブライ語のメディアで公開された動画の中でイラン国民に向けて、「皆さんの国が解放され次第、イスラエルの水の専門家がイラン全土の都市を訪れ、皆さんの水問題を解決する」と述べていました。ネタニヤフ首相のこの発言は、「X」のユーザーらの大反響を呼んでいます。

【Pars Today西アジア】この記事では、ユーザーらのそうしたコメントを紹介していきます。

大言壮語

「X」のユーザーの1人、アリー・ファラーフザーディ氏は、ネタニヤフ首相の誇張したイラン関連発言に対するシオニスト入植者の反応を投稿しました。

同氏はあるシオニスト・ユーザーのコメントとして「イランによる攻撃への恐れから、私たちは未だ安眠も食事もできない。心は打ちのめされている。製油所が攻撃された後、エネルギー危機に陥った。もう戦う意志はない。ネタニヤフよ、イランの水ではなく、私たちの神経のことを考えてくれ」という文言を掲載しています。

大ぼら吹き

レザー・ナスリーを名乗る別のユーザーは、「イラン国民に飲料水を供給する」というネタニヤフ首相の主張を虚偽だと非難しました。

ナスリー氏は「ネタニヤフ首相は、自領内の市民に対するイスラエルの飲料水供給能力についてさえ嘘をついている。真実は、イスラエルがパレスチナ被占領地の水資源を完全に支配している上、共有の山岳帯水層から再生可能な水の約80~85%を汲み上げており、パレスチナ人が利用できるのはごくわずかだということだ。ネタニヤフ首相の虚偽の主張とは裏腹に、イスラエル人が大量に飲んでいる水はイスラエルの技術の産物ではなく、パレスチナ人への供給を差し控えてきた水なのだ」と書き込みました。

水資源の現状

政治活動家でもある「X」のユーザー、アブドッラー・ギャンジー氏は、水資源に関する世界でのイスラエル位置づけについて言及し、「ネタニヤフ首相はイランに対し水資源問題をめぐる緊張の解決を約束しているが、水資源問題・危機に関するイスラエルの順位は9位、イランは14位だ。これは、シオニストの立場がイランより5ランクも劣っていることを意味する」と投稿しています。

ガザの人々

ミーラード・ファルドと名乗るもう1人のユーザーは、シオニスト政権の攻撃によるガザの人々の惨状を指摘し、「彼ら(シオニスト)は水源を断ち切り、渇きを大気圏の言い訳にしている。ガザではパンと水を遮断し、飢えと渇きを忘却の言語にしている…。母親たちは今も、憎しみと焦燥感にかられながら瓦礫の中で我が子を探している」とコメントしました。

繰り返される計画

「アーダム」を名乗るSNS活動家は、ネタニヤフ首相の行動を繰り返しの計画だと非難し、「注目すべきは、ネタニヤフ首相が8年前から繰り返してきた計画、繰り返しの場面、繰り返しの言葉を用いて、世間知らずで記憶力の短い大衆を欺くために、今回が2度目の心理作戦を遂行していることだ!もちろん、水は口実であり、この繰り返されるゲームの目的はイランの街頭大混乱を起こすことにある!これは、12日間戦争では彼が成し遂げられなかったことだ!」と投稿しました。

パレスチナ人に対する窃盗行為

政治活動家でもある「X」のユーザー、フォアード・ヤズディ氏は、シオニスト紙ハアレツが報じたパレスチナの水資源窃盗について言及しました。

同氏は「イスラエルはパレスチナ人から盗んでいる水について真実を語れていない」というシオニスト紙ハアレツの見出しを転載し「ネタニヤフ首相は、イラン政府が打倒されればイスラエルがイランの水問題を解決するだろうと述べた。この児童殺害犯は、シオニストに水を供給するために、長年にわたりパレスチナの土地から水を盗んできたのだ」とコメントしています。

 

 

 


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