イラン・ベラルーシ両首脳が会談「米国の一極主義は容認できず」
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イランのペゼシュキヤーン大統領(左)とベラルーシのルカシェンコ大統領(右)
ベラルーシを訪れたイランのペゼシュキヤーン大統領は20日、同国のルカシェンコ大統領と会談し、「米国と一部の欧州諸国は一極主義を拡大させ、自らの考えを他国に押し付けようとしている。こうした姿勢は我々にとって決して容認できない」と語りました。
【ParsTodayイラン】ペゼシュキヤーン大統領はこの会談で、「イランとベラルーシは有効関係にあるだけでなく、地域および国際的な問題に対しても共通の見解を持ち、国際機関で協力している。また、ユーラシア経済連合(EAEU)、上海協力機構(SCO)、およびBRICSでも、イランとベラルーシの建設的な交流が進んでいる」と語りました。
ペゼシュキヤーン大統領はまた、「今日、米国や一部の欧州諸国は一極主義を拡大し、自国の意見を他国に押し付けようとしている。このような姿勢は、我々には到底容認できない」と述べました。
そして、「西側諸国、特にアメリカは、我々の進むべき道を自分たちの意向に合わせて強制しようとする。しかし、イランとベラルーシは、制裁の強化で他国を従わせようとする国々に対して、相互に真剣に協力することで、制裁や問題を乗り越えられると確信している」と述べました。
ベラルーシ大統領「ベラルーシはイランにとって信頼できる友好国」
一方、ベラルーシのルカシェンコ大統領も、この会談で、自国がイランにとって信頼できる友好国でありパートナーであると述べ、「両国間の友好的な関係の中で、我々は協力を拡大できると確信している」と述べました。
また、過去のイラン訪問について触れ、「最高指導者ハーメネイー師との会談が非常に印象に残っている。我々は協力の拡大に向けて開かれた道がない訳ではなく、すべての関心事や協力分野について議論し、両国関係を最高レベルに引き上げることができると確信している」と述べました。