イランの臍帯血幹細胞の生産能力は西アジア最大
9月 13, 2025 12:20 Asia/Tokyo
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ルーヤーン研究所学術評議委員兼臍帯血幹細胞バンク主任のモルテザー・ザッラービー氏
イラン・ルーヤーン研究所のモルテザー・ザッラービー学術評議委員が、「ルーヤーン財団テクノロジー社の現在の最も重要な活動は臍帯血幹細胞の備蓄・保管である」と語りました。
臍帯血は幹細胞の貴重な供給源として、血液疾患の治療に重要な役割を果たしています。
【ParsTodayイラン】イスナー通信によりますと、ルーヤーン研究所の学術評議会メンバーであるザッラービー委員は、同バンクが西アジア最大の臍帯血保管能力を有することを明らかにしました。また、ルーヤーン臍帯血幹細胞バンク主任として、「当財団テクノロジー社の現在の最も重要な活動は、臍帯血幹細胞の備蓄・保管である」と語っています。
さらに、臍帯血幹細胞が各種の血液がん、先天性貧血、サラセミア(地中海貧血)、免疫不全などの血液由来の疾患の治療に使用できることを強調し、これらの細胞が血液疾患の患者における骨髄移植の代替となり得ることを強調しました。
そして「我々は、年間2万件以上の臍帯血サンプルを備蓄・保管している」と述べています。
ザッラービー委員は最後に、他国産のサンプルの保管についても言及し、「我が国には国内産サンプルに加え、他国産の多数のサンプルも保管されており、現在では約25万点の臍帯血サンプルを備蓄・保管している。これらの保有サンプルは移植センターにとって1つの貴重な資源である」と結びました。
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