イラン軍副調整官:「イスラエルはNATOと米国の支援抜きでは戦闘能力なし」
https://parstoday.ir/ja/news/iran-i129578-イラン軍副調整官_イスラエルはnatoと米国の支援抜きでは戦闘能力なし
イラン軍のサイヤーリー参謀総長兼副調整官が「シオニスト政権イスラエルは、NATO北大西洋条約機構と米国の後方支援を抜きでは戦闘能力がない」と語りました。
(last modified 2025-09-24T10:15:41+00:00 )
9月 24, 2025 18:30 Asia/Tokyo
  • イラン軍のハビーボッラー・サイヤーリー副調整官
    イラン軍のハビーボッラー・サイヤーリー副調整官

イラン軍のサイヤーリー参謀総長兼副調整官が「シオニスト政権イスラエルは、NATO北大西洋条約機構と米国の後方支援を抜きでは戦闘能力がない」と語りました。

【ParsTodayイラン】イルナー通信によりますと、ハビーボッラー・サイヤーリー参謀総長兼副調整官は「NATOと米国の後方支援抜きでのイスラエルには戦う力がない」と強調し、「現在も過去と同様、世界の覇権主義勢力が我々の前に立ちはだかっている。我々は、戦うなら小さな敵ではなく、覇権主義勢力に対して戦うことを誇りとする」と述べています。

また、合計8年と12日間続いた「聖なる防衛」(対イラク戦争)についてインタビューで「2つの戦争において、敵の目的は1979年のイスラム革命を鎮圧し、わが国の領土保全を脅かすことだった。いずれの戦争においても、敵は代理軍を派遣し、一度はイラクの旧サッダーム・フセイン政権を、そして一度はイスラエルを援護した。両戦争において、敵に必要なあらゆる便宜手段を提供していた。そのため、当時は西側もアジアも旧サッダーム独裁政権を支持していが、今日ではNATOと世界の覇権主義勢力が、ネタニヤフ・イスラエル首相の傍らにつけている。そして、最終的に、この強制された2つの戦争の両方において、世界の覇権主義勢力が直接行動に割って入った」とコメントしました。

さらに「我々は過去45年間立ち向かってきたように、なおも今後立ち向かう。イラン攻撃の夢が百年河清を俟つに等しいことを敵に証明するために、生命も流血も惜しまない」と語っています。
 

8年間の聖なる防衛はイラン史における転換点

サイヤーリー副調整官は、8年間の対イラク戦争をイランの歴史における転換点だとし、「過去250年のイランの歴史を振り返ると、これまで起こったあらゆる戦争において、国の領土の一部が割譲されてきた。この問題は聖なる防衛博物館の地図にも掲載されており、この地図を見ると、この期間に我々の国土が割譲されてきたプロセスに深く考えさせられる。しかし、唯一『聖なる防衛』たる対イラク戦争では、我が国の領土は一切割譲されなかった」と結びました。
 

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram Twitter