デジタル多国間主義の強化:イランと国際電気通信連合の対話の主軸
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ボグダンマーティンITU国際電気通信連合事務総局長(左)とハーシェミー・イラン情報通信技術相
ハーシェミー・イラン情報通信技術大臣が、インフラ、AI人工知能、デジタル多国間主義、通信セキュリティの分野におけるITU国際電気通信連合との協力拡大を歓迎しました。
ハーシェミー情報通信技術相は、アゼルバイジャンの首都バクーで開催された2025年WTDC世界電気通信開発会議の傍ら、ITU国際電気通信連合のドリーン・ボグダンマーティン事務総局長と会談し、情報技術、通信、AI人工知能の分野におけるイランの実績を説明し、「わが国のデジタル外交政策での優先事項には、多国間主義の強化と専門機関との協力促進がある」と語っています。
【ParsTodayイラン国際】ハーシェミー大臣はまた、「ITU事務総局長の指導の下、デジタル包摂と通信インフラへの公平なアクセス促進に向けた新たな能力が構築された」と述べました。そして、ボグダンマーティン事務総長を正式にテヘラン訪問に招待するとともに、「イランは構造化された将来を見据えた枠組みの中でITUとの協力レベルを向上させる用意がある。この協力は、通信ネットワークの強化、デジタルレジリエンス(デジタル面での回復・復旧力)の強化、そして地域・世界におけるスマートエコノミーの発展に貢献するものである」と強調しています。
これに対し、ボグダンマーティン事務総局長も、ITU会合や委員会、専門プログラムへのイランの積極的な参加に謝意を表し、イランが常に技術・政策の議論において影響力のあるメンバーであったことを強調しました。
また「イランにはAI、通信インフラ、デジタルサービス開発の分野で優れた能力・可能性を有し、新たな標準や国際プログラムの開発においてより重要な役割を果たせる」と述べています。

