イラン最高指導者の観点から見た同国に対する米国の敵対の根源とは?この戦争に対するイランの反応は?
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イランイスラム革命最高指導者のアリー・ハーメネイー師
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が1日日曜、最近のアメリカの扇動およびイランに対する敵対行為に関する発言の中で、「イランは抑止力を回復し、敵の認知戦を認識している」と説明しました。
【ParsTodayイラン】ハーメネイー師が同日、最近のアメリカによる扇動行為および、イランに対する敵対行為に関して表明した内容の第1のポイントは、イランに対するアメリカの根底的かつ根源的な敵対について表明したことです。この敵対行為の理由は、何よりもイランの地政学的重要性、並びに1979年のイスラム革命の勝利後にアメリカがこのメリットから遠ざかったことにあります。この点について、ハーメネイー師は「アメリカは約30年間イランに進出・駐在して資源、石油、政治、安全保障、世界との繋がりを掌握し、あらゆるものを自らの手中に収めていた。彼らは30年間、やりたい放題だった。だが、[今]彼らの手は切り離され、旧パフラヴィー朝時代と同じ状況に戻ろうとしている。これに対しイラン国民も、毅然とした態度で立ち向かい、戦場で踏ん張り、それを阻止しようとしている。これが敵対の理由である」と語りました。
第2の論点は、イランに対するアメリカの敵対のもう1つの要因が、イランが世界における過剰な要求や新たな思想の提示に抵抗していることにある、という点です。言い換えれば、イスラム革命の勝利によってアメリカがイランにおける地位を失ったことに加え、イランが諸国民や各国政府にとっての知的模範となる現実を目の当たりにしたということです。そのため、アメリカはイランにおける扇動事件の発生に大きく関与しています。ハーメネイー師は、イラン国内で最近発生した騒乱についても「これは決して、最初で最後の扇動ではないだろう。今後も、同様の事件が発生する可能性がある。結局のところ、我々は1つの国であり、新たなイデオロギーを持ち、新たな道を歩み、世界の暴漢の利益との軋轢を抱えている。常に待つ必要がある」と指摘しました。
そして3つ目のポイントは、ここ数週間でのイランに対する米国の行動に触れたことでした。ハーメネイー師は、これらの動きが認知戦への試みの結果である一方で、イランの軍事力を米国が誤解した結果であると考えています。そのため、ハーメネイー師は敵の認知戦に対峙する一方で、イランとの戦争が地域に及ぼす影響を強調し、イランの軍事力とその抑止力の回復を敵に思い起こさせようとしたのです。この点に関してハーメネイー師は「我々は決して戦争を始める側ではない。我々は誰かを抑圧したいわけでも、他国を攻撃したいわけでもない。しかしイラン国民は、貪欲で、攻撃し、危害を加えようとする者には強烈な打撃を与えるだろう。もちろんアメリカも、もし今回戦争を始めれば、それは地域戦争に発展することを認識すべきだ」と強調しました。
最後の点として、ハーメネイー師の発言は、アメリカの報道や脅迫が、イラン、特にその最高指導者たるハーメネイー師の外交政策における独立と抵抗継続の決意を弱めていないのみならず、イランがアメリカの好戦的言動に対してこれまで以上に強く断固として反撃するだろうことを示していることが挙げられます。

