イランメディア|「対イラン戦争は冗談では済まない 」「協議はイラン国民の奪われざる権利の固守を目的とすべき」
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イラン国会・国家安全保障外交政策委員会のエブラーヒーム・アズィーズィ委員長
イラン国会・国家安全保障外交政策委員会のアズィーズィ委員長が、「アメリカとの交渉はあくまでも、イラン国民の剥奪されざる権利の保護を目的とすべきである」と強調しました。
エブラーヒーム・アズィーズィ委員長はハーネ・メッラト通信とのインタビューで、「イラン代表協議団は過去の経験を生かし、政権のレッドライン(越えてはならない一線)の枠組みの中で、イラン国民の奪われざる権利の固守という使命を、十分な警戒をもって追求しなければならない」と強調しています。
また、イランに対するアメリカの行動の遍歴に言及し、「粘り強く賢明なイラン国民は、アメリカのこれまでの行動が裏切り、欺瞞、そして露骨な国際義務違反だらけであることを熟知している。この経験は、様々な歴史的局面で我が国にとって実証されており、今日ではイランの主要な意思決定における戦略的資産となっている」と語りました。さらに「イラン国会、特に国家安全保障・外交政策委員会は、その監督任務の枠組みにおいて、交渉のプロセスを綿密かつ継続的に監視し、イラン国民の国益、戦略的安全保障、そして権利を断固として守っていく所存である」と述べています。
ハムシャフリー・オンライン | 「イランとの戦争は冗談では済まされない」
オンライン紙ハムシャフリーは、レバノン紙アル・ビナーのナセル・カンディル(Nasser Kandil)編集長へのインタビュー記事として、「オマーン首都マスカットにおける米国とイランの間接交渉は、トランプ米大統領が後になって『交渉はうまくいかなかったから戦争だ!』と言えるようにするためのお芝居だと考える人もいる。だが、イランとの戦争は冗談では済まされず、米国は必要に迫られて交渉に臨んだ」と報じました。
カンディル氏は「アメリカにとっては、もはや戦争も合意も困難だ!」と強調するとともに、「米国の困惑ぶりを見ていただきたい。彼らは核・ミサイル計画を放棄し、同盟国との関係を断つべきだと言うこともあれば、時にはウラン濃縮だけが問題だと言う。イランに対するトランプ大統領の姿勢の変化は、彼らの要求とニーズに基づいている。米国とシオニスト清家kンイスラエルは、イランが核計画も技術もミサイルもなく、抵抗勢力への支援もない国になってほしいと願っているが、この願望は日に日に小さくなっている」とコメントしました。
イルナー通信;「アラブメディアがマスカット協議を大々的に報道」
イルナー通信は、マスカットで行われたイランと米国の間接協議についての分析記事を掲載しました。この報道によれば、アラブ圏メディアは、オマーンが主催したイランと米国の間接協議を地域情勢における重要な出来事と位置付けています。カタール国営衛星通信アルジャジーラはこの協議の報道において、マスカット協議が具体的な合意こそ至らなかったものの、「交渉という道筋を継続する」という認識を双方にもたらした、と強調しました。カタール国営衛星通信アルジャジーラは、イランのアッバース・アラーグチー外相の談話を引用し、今回の協議の雰囲気は「良好」ではあったものの、同時に米国への不信感も伴うものだった、と報じました。また、レバノンのアル・マヤーディンTVも、マスカット協議を地域安全保障の観点から分析し、「たとえ間接的なレベルであっても、こうした協議を開催するだけで、地域から軍事紛争の影を一時的に消去できる」と報じています。
ファールス通信 | ミドル・イースト・アイ:「トランプ氏のイラン屈服強要計画は致命的な誤り」
ファールス通信は、英ロンドンに拠点を置き西アジア情勢を扱うオンライン・ニュース「ミドル・イースト・アイ」の分析記事の中で、同メディアの編集長デビッド・ハースト(David Hirst)氏の記事を引用し、「米ミネソタ州のICE移民関税執行局職員による銃撃事件や、米国での関税引き上げによるインフレ加速は、米国内におけるトランプ大統領の権威を揺るがしている。だが、彼は国際レベルでは依然として自分が最高位に君臨していると思い込んでおり、この考えに基づき、1年で2度目の対イラン攻撃に備えて艦船と爆撃機の艦隊を編成している」と報じました。この記事の中でハースト氏はまた、トランプ大統領に対し、イランに対して行動を起こす前に歴史を学ぶよう助言し、「これは、大統領在任中で最も高くつく外交政策の誤りとなりかねない」と述べています。さらに「トランプ氏は、南米ベネズエラに対して行ったのと同じことをイランに対してもできると思い込んでいるが、『彼の考えは根本的に間違っている』」としています。
アル・アーラム | 「イラン空軍は断固たる領空防衛の準備あり」
イラン南部ブーシェフルにあるブーシェフル・シェカーリー第6基地(シャヒードヤースィーニー空軍基地)副司令官、アッバース・アリー・プールシャアバーニ准将は、イランイスラム革命勝利前のファジュル「夜明けの10日間」および、あす8日の空軍記念日に因み、同市の礼拝者らの集会で「空軍は、1979年のイスラム革命勝利の当初から、制裁、強制的な戦争、そして地域の脅威に肩を並べて立ち向かってきた。そして今、国内の力に依拠することで、高いレベルの防衛態勢を確立している。さらに、イラン軍は、イスラム革命の勝利のために命を捧げた熱意ある男女の血を受け継ぐ存在であり、彼らの道を継承することは、今日の世代にとって大きな責務である」と語りました。

