イラン・イスラエル間で勃発した新たな短期戦争が伝えるメッセージとは?
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イラン革命防衛隊によるイスラエルへのミサイル攻撃
シオニスト政権イスラエルによる度重なる対レバノン侵攻を受け、ついに今月7日、イランとイスラエルの間で新たな戦争が勃発しました。この戦争は短期間ながらも、重要なメッセージを内包しています。
この新たな短期戦争が発する第1のメッセージは、イスラエルがイラン・米国間の交渉において破壊的かつ妨害的に機能し続けていることです。イラン・米国間のあらゆる合意の大きな障壁となり、対イラン戦争の続行を狙うイスラエルは、レバノン南部と同国首都ベイルートを繰り返し攻撃しました。これにより、イランがレバノンのイスラム抵抗組織ヒズボッラーを支援して、再三の停戦違反を理由に開戦する形となりました。これは、イランと米国間の交渉が進行中であり、ドナルド・トランプ米大統領でさえ、米・イラン間の合意が数日中に最終決定される可能性が高いと述べている最中の出来事となっています。
第2の重要なメッセージは、イランが同盟国の防衛という揺るぎない決意を持っているということです。ヒズボッラーはイランにとって最も重要な同盟者の一つであり、イランは対イスラエル戦争が始まった際にヒズボッラーへの支持を表明しました。また第3の重要なメッセージは、抵抗の枢軸における地域の結束に関するものです。イスラエル側の主張とは異なり、地域における抵抗の枢軸は破壊・弱体化しなかったのみならず、抵抗勢力の結束はより公然と、そして明白なものになっています。イランがイスラエル占領地をミサイル攻撃した後、イエメンも同占領地に向けてミサイルを発射しました。したがって、地域の結束と抵抗勢力の結束も強まっていることになります。
そして第4の重要なメッセージは、アラブ世界がイスラエルの侵略と占領行為に対し沈黙を貫く中で、イランがアラブ諸国の領土保全を擁護しているという点です。イスラエル政権はレバノン南部への度重なる攻撃によって同国の一部を占領してきましたが、アラブ諸国はこれまで同政権の占領に対して全く反応を示しませんでした。シオニストが牛耳るこの犯罪政権は以前にもシリアの一部を占領していましたが、アラブ諸国はこの占領に対しても何ら反応を示していません。しかし今回、イランはイスラエルによるレバノン占領に軍事的報復で応じました。
そして、もう1つの重要なメッセージはアメリカに向けたものです。イランはイスラエルに対する軍事行動によって、「交渉の場で抵抗戦線を切り離すつもりはなく、すべての戦線で戦争が終結して初めて合意が可能になる」というメッセージをアメリカに伝えました。今、イランのこの行動によって、アメリカはイランとの合意に向けて譲歩するか、あるいは過剰な要求によって合意実現の妨害を続けるか、のいずれかの選択を迫られた格好となっています。
最後に、イラン・イスラエル戦争はごく短い24時間以内に終結したものの、イランはイスラエルが米国の支援を受けて行う破壊・攻撃的な行動や違法な戦争によって西アジア地域の勢力均衡を崩すことを決して許さない、ということを示した点が指摘されます。