イラン外務省報道官;「米国は3たび外交を裏切った」
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バガーイー・イラン外務省報道官が「米国はイスラマバード覚書に対する明白かつ露骨な違反により、外交を三度も裏切った」と語りました。
(last modified 2026-07-27T06:20:42+00:00 )
7月 27, 2026 14:32 Asia/Tokyo
  • イラン外務省のエスマーイール・バガーイー報道官
    イラン外務省のエスマーイール・バガーイー報道官

バガーイー・イラン外務省報道官が「米国はイスラマバード覚書に対する明白かつ露骨な違反により、外交を三度も裏切った」と語りました。

【ParsTodayイラン】IRIB通信によりますと、エスマーイール・バガーイー報道官はORFオーストリア公共放送テレビとのインタビューで、「イスラマバード覚書は決して長い複雑な文書ではなく、14条からなるごく短い覚書である。全世界は少なくとも今度こそは米国が義務を果たすと期待していたが、米国の行動はこの合意の様々な条項に対する明白かつ露骨な違反であり、外交は三度も裏切られた」と述べています。

また「イランはホルモズ海峡における船舶の安全な航行の円滑化をはかるべく、全ての約束事を履行してきた」と強調し、「同海峡の現状については米国に直接的な責任がある」と非難しました。

 

米国とイランは外交ルートを通じてメッセージを交換

バガーイー報道官はさらに、イランと他国との外交ルートの状況に関する質問に対し、「米国とのメッセージのやり取りは継続中である」と語りました。また「現状におけるイランの最優先事項は国家主権と領土保全の固守、並びにイラン国民を米国の戦争犯罪から守ることである」と強調しています。そして「仲介者は自らの役割を果たしているものの、イランは爆撃と軍事攻撃を受けているため、抵抗と国防に重点が置かれている」と付け加えました。

 

ホルモズ海峡で生じた最近の混乱に対する責任

加えて、ホルモズ海峡で発生した最近の混乱の原因に関する質問に対し、バガーイー報道官は「イランは長年にわたり最も厳しい制裁を受けているにもかかわらず、数十年にわたりこの戦略的に重要な水路とペルシャ湾の安全を誠意をもって確保してきた」と強調しました。そして、最近の出来事におけるイランの関与を否定し、「現在の混乱はすべて、去る2月28日以降の米国とシオニスト政権イスラエルの侵略がまねいた直接の結果であり、これを無視したり、一つの事件だけに焦点を当てたりすることはできない」としています。その上で「国際社会は、他国の不正行為の責任がイランに転嫁されてはならないことを理解すべきだ」と強調しました。

 

イラン資産凍結解除の約束に対する米国の違反 

加えて、バガーイー氏は、イラン資産の凍結解除というアメリカの約束事について問われた際、「このプロセスは完全に停止した」と表明しました。そして、これらの資産がイラン自身のものであり、米国の財政支援とはみなされないことを強調した上で、「アメリカはイランに対し資産への自由なアクセスを認める義務がありながら、事実上この条項を含む覚書のすべての規定に再び違反した」と指摘しています。

 

地域における和平の展望

バガーイー報道官は「イラン国民は決して戦争を望んでおらず、攻撃を受けてきた」とした上で、「イランは自らの国家主権、領土保全、そして尊厳を守る決意である」と強調しました。また、地域における和平の展望については、「常に戦争を求める勢力が存在し、過去80年間にわたり地域諸国に対して戦争を仕掛けてきたジェノサイド政権の行動を鑑みると、和平の実現は決して容易ではない」との見解を示しています。

 

イランの人権状況をめぐる欧米の主張に対する見解

最後に、バガーイー報道官は「欧州はイランの人権について説教しながら、シオニスト政権イスラエル占領下のパレスチナにおけるジェノサイドを目の前に沈黙を決め込むことはできない」と強調しました。そして「欧州諸国は言行一致を徹底させるべきだ」とし、少数の犯罪者の処刑に懸念を表明しておいて、イラン南部ホルモズガーン州ミーナーブやファールス州ラーメルドといった都市での児童生徒・学生の殺害や殉教について沈黙することは不可能である」と指摘しています。

 


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