イラン北部のアルマーゴル湿地帯(画像)
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アルマーゴル湿地帯、フラミンゴ
アルマーゴル湿地帯は、イラン北部ゴレスターン州にあります。
アルマーゴル湿地帯は、イラン北部ゴンバデカーヴースの近郊にある3つの国際的湿地帯のひとつであり、ゴレスターン州の中心都市ゴルガーンから207キロの地点にあり、イランとトルクメニスタンの国境沿いにあります。
アルマーゴルはトルキャマン語で、「りんごの湖」という意味です。この国際的湿地帯は、1975年のラムサール条約で登録されました。
この湿地帯の気候は地中海性気候で、夏は乾燥し、暑く、冬は温暖です。また、降雨量は年によって変わります。
この湿地帯の南部と南西には、アーラーゴルとアージーゴルという別の湖や湿地帯があります。この湿地帯に行くには、ゴンバデカーヴースから国境地帯のダーシリー・ボルーンという村を通過します。この湿地帯は、トルクメニスタン国境に近いことから、漁や狩猟は制限されています。また、この湿地帯は干上がる危険性が大変高いとされています。
アルマーゴル湿地帯の北部を流れる淡水のアトラク川は、カスピ海に注ぎこむ主要な川のひとつで、また、この湿地帯の主な水源となっています。これに加えて、秋や冬の雨も、この湿地帯に水を供給しています。
植生の点でも、この湿地帯の東部と北東部はさまざまな植物が広がっており、80種の水生植物が存在します。この湿地帯には、鳥たちが隠れる場所や巣作りに利用する植物があるのです。これらの植物は洪水の際に、土地が浸食するのを防ぎます。主要な植生には、オカヒジキ類やギョリュウなどがあります。
また、この湿地帯にはさまざまな魚類や鳥類が生息しています。
この湿地帯のエコシステムにより、この地は渡り鳥が生活するのに適した場所となっており、この地に飛来し、雛を育てる鳥類は36種類に上ります。また、この湿地帯に住むワシや一部の鳥類は、国際条約により絶滅保護指定されています。
この湿地帯の周囲に住む哺乳類に、ヤマアラシやスナネズミ、ウサギ、ヤマネコ、キツネやハイエナ、イノシシなどが挙げられます。この湿地帯の周辺には村が散らばって存在しており、この村の人々は葦を刈ったり、漁業で生計を立てています。
北部・ゴレスターン州には、アルマーゴルのほか、アーラーゴル、アージーゴル、ゴミーシャーンという湿地帯があります。