イラン大統領、「対イラン制裁の時代は終わった」
(last modified Thu, 11 Feb 2016 14:04:42 GMT )
2月 11, 2016 23:04 Asia/Tokyo
  • イラン大統領、「対イラン制裁の時代は終わった」

イランのローハーニー大統領が、「イラン国民に対する制裁と侮辱の時代は終わった」としました。

ローハーニー大統領は、11日木曜、イスラム革命記念日の行進式典で、テヘラン市民の群集を前に、長期的な協力に向けたイランとロシア、中国、EUの幅広い合意について触れ、「世界は現在、イラン国民に対する制裁と侮辱の時代が終わり、イラン国民と敬意を持って話すべきだということを悟った」と述べました。

また、今期政府の目標は繁栄し、発展したイランを作ることだとし、こうした目標の実現とイランの人々の福祉の改善に向けた大規模な計画について説明し、「イランの人々はどんな圧力や脅迫にも屈してこなかったし、これからもそうである。今や、すべての大国は、イラン国民の偉大さに対して頭を垂れるべきだ」と語りました。

さらに、「イランの人々は平和主義的な国民であり、地域や世界の安定に向けて努力している。政府はこうした人々の支援により、またイスラム革命最高指導者の導きにより、敵の陰謀を退けることができている」と語りました。

ローハーニー大統領は、「イスラム革命はすべての人々の革命であり、特定の勢力や政党に属するものではない」とし、「イスラム、道徳、国家統一、革命の貴重な遺産は、特定の勢力に属するものではない。それはイランの偉大な国民、世界のすべての自由主義者のものである」としました。

ローハーニー大統領はさらに、イスラム革命を道徳、平和主の革命、不道徳や暴力のない革命であるとし、「イスラム教は公正、穏健、優しさ、同胞愛のメッセージを伝えるものだ」としました。

また、2月26日の議会・専門家会議選挙について触れ、すべての人に対してこの選挙に大々的に参加するよう求めました。

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