イランの観光の魅力
ラール国立公園
-
ラール平野
ラール国立公園・保護区は、イラン北部のテヘラン州とマーザンダラーン州の間にあります。
ラール保護区の面積はおよそ3万1000ヘクタールで、アルボルズ山脈の南の裾野に位置します。

ラール湖は、この地域の憩いの場のひとつです。ラール渓谷は、テヘランの北東70キロのところにあり、北部をヌール山、南部をラヴァーサーナート山、東部をダマーヴァンド山に囲まれています。地域に入る主要なルートは、テヘラン・アーモル街道(ハラーズ街道)です。

この地域は山に囲まれ、降雨や降雪が見られます。
この地域には、各種の動植物が生息しており、この中で、世界でも珍しいマスの種類がいます。

この国立公園では多くの美しい景観が見られます。水量の多い河川や泉は、この美しい渓谷の、動植物にとって安全な生息地であり、その魅力を倍増させています。山岳地帯で水が豊富にあることから、多様な動植物が見られます。この地域の鳥類は、100種にも及びます。珍種のイヌワシはイランのこの地域のみに生息しています。
この地域に生息する哺乳類も様々な種類が織り、この渓谷は安全性が高いことから、ここ数年、山羊などの哺乳類の数が増えています。

また各種の両生類や爬虫類、魚類も見られます。
この地域は、牧草地や多種多様な植物が存在することから、養蜂にも利用されており、この作業は5月下旬から9月中旬まで行われます。

この地域は自然の魅力や価値にあふれ、美しい景観を有していることから、エコツーリズムや研究調査、教育のためにも利用されており、動植物の多様性から、自然愛好家の注目を集めています。この地域はまた、山や湖の存在により、登山やスポーツフィッシングの場所としても非常に注目されています。

この渓谷は空気がきれいなことから、休日には多くの人でにぎわいます。毎週釣りをしに多くの人がこの渓谷を訪れます。
ラール国立公園のこのほかの見所は、ヴァーナー村の近くにある滝です。