IMFがイランの経済状況を報告
(last modified Tue, 04 Oct 2016 11:40:12 GMT )
10月 04, 2016 20:40 Asia/Tokyo
  • IMFがイランの経済状況を報告

IMF国際通貨基金が、最近の報告の中で、核合意後、イランの経済状況が目覚しい回復を見せていることを明らかにしました。

IMFは3日月曜、イランへのIMF専門家団の訪問の成果を含む報告を発表しました。

この報告では、「今年の上半期、核合意後の制裁解除を受け、イランのGDPは大きく増加した。石油の生産と輸出は、急速に制裁行使前のレベルに戻り、このことは原油価格の下落から生じるマイナスの影響を緩和した。農業、自動車産業、貿易、運輸サービス部門での活動の拡大は、非石油部門での成長の改善につながった」とされています。

さらに、「2016年のGDPは少なくとも4.5%の成長を遂げるだろう」とされています。

この報告ではまた、「ここ数年の財政政策と、国際レベルでの食料の適正な価格はこの国のインフレを抑制した」とされています。この報告によれば、インフレ率は2016年6月には6.8%に低下しました。また2016年9月には9.5%に上昇しましたが、IMFの専門家団によれば、今年1年を通しての平均では9.2%になるということです。

この報告は中央銀行がここ数年、彼らの管理下にある(許可のない)金融機関の構造改革に向け、重要な措置を講じたとしています。IMFの報告はまた、この種の措置は金融不安を抑制することができると強調しています。

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